ヴェルメリオ大陸
「世界」に8つあるといわれる大陸の中で最も広大な大陸。太古の昔、世界に降り注いだ「巨人の矢」の8番目と9番目が南北の大地に突き刺さり、2つの巨大な地溝の発生によって東西の文明は隔絶された。
数千年の月日が流れ、大陸の東の端に誕生した騎馬民族ザラール帝国を祖とする戦闘民族ザレル王国が西進を重ね、今から20年前、西方諸国の代表クランブルス王国に侵攻を開始したことによって、本作の物語は始まる……
ヴェルメリオとは、大陸の西の端に位置した小国の言葉で、血砂(けっさ)と呼ばれる広大な荒野の色、「赤」という意味になる。
エクシラント大陸
エクシラントの名は、6つの(エクシ)大地(ラント)を意味する。大陸の南に「春風の国ハルシオニア」、南東に「渇水の国サヴァロン」、東に「魔法の国ウィズワルド」、北東に「深雪の国ライムダール」、西方に「軍国ホログラード」があり、各国の中心に位置するように「宿命の国ミューザ」が存在した。
世界を崩壊に導く「ヤミノヒトミ」を封じるために火、水、風、土のクリスタルを奉戴してきた「宿命の国ミューザ」が、3年前、何者かの襲撃に遭いクリスタルを強奪されたことによって世界は未曾有の動乱に巻き込まれてゆく……
ルクセンダルク
「光と闇の大地」という意味の世界の名であり、惑星の名称となる。エタルニア、カルディス、ナダラケス、フロウ、エイゼンの5つの大陸と、ルクセン極海、ダクネス極海、大海賊海、エタールゼン海、カルディス北海、大西海、ユルヤナ海の7つの大洋からなる。
古来より、様々な文明が誕生しては栄え、そして消えていったが、一貫して火、水、風、土の四大クリスタルを崇め奉る文化がルクセンダルクを統べ、導いていた。