アリスと不思議な館の感想・レビュー

ちょっと不思議な横アクションパズル「アリスと不思議の館」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

アリスと不思議の館とは

アリスが迷いこんだ不思議や館。そこは重力が変動する不思議な空間になっており、時計を回すと部屋が90度回転します。アリスは重力移動と物の押離を繰り返して館の脱出を目指します。開発は「消滅都市」がヒットしているGREE傘下の開発スタジオ「WRIGHT FLYER STUDIOS」のカジュアルゲーム部門「GARAGE」です。シンプルな操作で頭脳をフル回転できる良質なパズルゲームになっています。

レビュー

シンプルに作られた良質なパズル

プレイヤーは横アクション、所謂マリオ型のステージで最奥まで進む事が目的となります。操作は前に進む、後ろに戻るのみで飛ぶ事はできません。画面上に進む手段は2つ、重力を変動させるか梯子を上るかです。重力は画面右下の時計を回します。廻した方向に90度重力が変動、アリスは重力に左右され現地点の一番下に着地します。棘などいくつかのギミックが存在するものの、基本的なルールはこれのみです。

各ステージには3つのコインがありコインを収集するやり込み要素もあります。後半は絶妙に嫌な位置にコインが配置してあり、入手法を考えるのも面白くなってきます。

あれ、変なところにコインがある。

こんな時は、右下の時計を左回りに廻して地面の角度を変えよう！

不可思議な世界を現したアートワークや音楽

音楽・映像共に世界観がマッチしています。音楽は素晴らしいとも迫力があるとも言えませんが、正に不思議な館に迷い込んだような怪しく静かな音楽でゲームの雰囲気にあっています。自己主張が高くなく、パズルに熱中できる作りだ。主人公アリスも見た目が可愛いらいため、プレイしていて和ませます。知らないうちに世界観に引き込まれていきます。

映像と音楽が一体感となり一つの世界観の創造に成功しています。

短いプレイ時間

プレイ時間約2時間。頭が柔らかいプレイヤーなら1時間もあれば十分でしょう。シンプルで面白いゲームだけに物足りませんでした。有料コンテンツでもかまわないので、是非とも追加ステージを作って欲しいところです。

まとめ

手軽に楽しめるシンプルで良質なアクションパズルです。電車の中での暇潰しに最適でしょう。外見はお洒落で可愛いが、中身は骨太の硬派なパズルであり。隠れた名作になり得ます。

ゲーム情報

ジャンル：アクションパズル
公式ページ：なし
デベロッパー：WRIGHT FLYER STUDIOS GARAGE