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ドット絵の2D探索横アクション「Nubs' Adventure」の感想・レビュー

懐かしいドット絵と優しい雰囲気の探索横スクロールアクション「Nubs' Adventure(ナブの冒険)」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

Nubs' Adventureとは

泥棒に家を焼かれ何もかもを失ったナブが新天地を求めて旅に出る横スクロールアクションゲームです。昔懐かしのドット絵で作られた広大なフィールドを進んでいきます。なお、現在はEarly Access version(早期アクセス版)であり完成品ではありません。また、明記されていませんが製品版は有料になると思われます。その事を理解した上でレビュー参照、ダウンロードをしてください。

プロモーションムービー

Nubs' Adventureのレビュー

衝撃的なオープニングからはじまるナブの物語

物語はナブの家に泥棒が押し寄せてきたところから始まります。ナブは泥棒に家を追い出され崖から落とされます。家に戻ると、なんと家は燃やされて何もかもを失ってしまいます。オープニングも含めてゲーム中の文字は英語ですが中学レベルの簡単な表記ばかりです。オープニングが終わるとアクションが始まります。2Dの横スクロールアクションです。

快適さと難しさを併せ持った操作

操作は左右の移動と、ジャンプをするAボタン、何かの動作をするBボタンのみです。2段ジャンプはできませんが、結構高く飛ぶのでストレスにはなりません。Bボタンは敵を倒すためにブーメランを放ったり、スイッチを作動したり、その時最も適した行動を行ってくれます。操作は単純なため、スマホでも快適です。その変わり、地形が細かかったり敵の動きが際どかったりの繊細な動作が必要な場所が多く、それでも不便に感じるシーンはありました。一応、Android版として紹介していますが、Mac版のデモも出ているのでMac所持者はそちらをプレイした方がよいかもしれません。

よく考えられたフィールド構成と探索アクション要素

Nubs' Adventureが面白い大きな要素はフィールド構成の作り込みにあります。探索型横アクションゲームですが上下方向の移動が多く、横アクションゲームに有り勝ちな飽きがあまりきません。また、簡易探索アクションになっており、特定のマップに移動できる扉やフィールドを行き来する楽しさを味わえます。探索アクションと言うとDSや3DSの悪魔城関係を思い出しますが、少なくとも序盤をプレイした感想では、そこまで複雑ではなくゲームを盛り上げる程度の簡易的な探索アクションになっています。マップもボタン1つで見れるようになっています。ギミックなどもロープを伝って渡ったり、特定のクリスタルを見つけると通れるようになる像があったりなかなか考えています。少なくとも昔の雰囲気を懐かしむだけでなく、ちゃんと面白さを考えて作ってあるゲームです。

単純なコピペで作ったフィールドでない事はプレイすれば一目瞭然です。

扉を開くと、今まで開けた扉へ好きなように移動する事ができます。探索の醍醐味ですね。

主人公ナブ以外にも助けてくれる仲間がいます。

同一フィールド内に転がるクリスタルを集めると通せんぼしていた物体が地面に沈みます。

探索のマップ付き

弱いナブが主人公の死にゲーアクション

Nubs' Adventureの大きな特徴は死にゲーである事です。敵に当たれば死亡。高いところから飛び降りる時、あまりに高度がありすぎると墜落死します。序盤は死にゲーの割に簡単で、程よい難度のアクションが楽しめます。死亡した場合、そのマップの初めか、中間点を通過していれば中間点からはじめます。マップはそこまで長くないので苦ではありません。評価としては、アクション初心者が楽しめる死にゲーでしょうか。ただ、作者の前作が高難易度死にゲーだったので後半は心配です。

綱を使って渡る場面。落ちたら勿論、転落死です。

心に響くレトロ音楽

プロモーションムービーに流れている曲がゲーム音楽ですが(これ1曲かな?)物悲しさを伝える綺麗な8bit音が心に響きます。懐かしさもありますが単純に曲が素晴らしく、レトロ時代にもなかなか聴けないぐらいの良曲です。音楽、シナリオが両方とも物悲しさを追求しており、ドット絵に命を吹き込んでいます。この2要素のため雰囲気ゲーとしても面白い作品に仕上がっています。

まとめ

まだ開発途中の早期アクセス版ですが、その面白さは現在でもしっかり伝わってきます。難しすぎない適度な難易度でレトロアクションの面白さと探索アクションの面白さを体験できます。製品になるのが楽しみな1作です。

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