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囲い込みルールのキャンディクラッシュ「JollyJam(ジョリージャム)」の感想・レビュー

アングリーバード(Angry Birds)で有名なROVIOが配信している囲い込み消しルールのキャンディクラッシュ型パズルゲーム「JollyJam(ジョリージャム)」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

JollyJam(ジョリージャム)とは

キャンディクラッシュが人気になって以来、ポストキャンディクラッシュを狙おうと海外ゲーム開発メーカーは類似のアプリを多数輩出してきました。しかし、少しルールを変えただけでほとんどキャンディクラッシュと変わらないもの、奇を狙い過ぎて外してしまったもの様々です。ですが、現在キャンディクラッシュを越えるアプリは何一つ配信されていません。(キャンディクラッシュソーダは続編的なものなので話は別ですが)。多くの類似アプリが漂う中、3マッチパズルではなく独特のルールを採用したキャンディクラッシュ亜種のゲームがアングリーバード(Angry Birds)の配信元であるフィンランドのモバイルゲーム会社ROVIOから配信されています

プロモーション動画

JollyJam(ジョリージャム)のレビュー

囲い込みルール

JollyJamの大きな特徴は囲い込みルールです。各問題はキャンディクラッシュと同じように様々な箱の中にフルーツが詰め込まれています。各問題で取得しなければいけないフルーツの種類と個数が画面上に提示しています。

プレイヤ-は同じ色のフルーツどうし2つを指定します。2つのフルーツを四角形の対角線上にして囲まれた同種のフルーツを自分が取得した個数になります。ただし、ロックされたフルーツや区切られた地点などを四角形の中に含める事ができません。

画面右上に主人公が囲い込みをできる回数がターンの名で記してあるので、このターン以内に課題をクリアできればクリアとなります。

▲画像では対角線上の緑を囲んでいます。

連鎖

一度に複数のフルーツを取得するとスペシャルゼリーを作れます。スペシャルゼリーを消すと次の効果があります。

  • ゼリーダッシュ:5つのフルーツでできます。縦長に消して作成した場合、横一列を全て取得できるゼリーに、横長に消して作成した場合、縦一列を全て取得できるゼリーになります。
  • ゼリースワール:6つのフルーツでできます。ゼリー周囲の8マスを取得できるゼリーになります。
  • ゼリーストーム:7つ以上のフルーツでできます。画面内に存在する同種のゼリー全ての取得できます。

ギミック

  • トースト:トーストを取得するステージがあります。トーストはトーストの上に乗っているフルーツを取得する事で一緒に取得できます。
  • 凍ったゼリー:凍っているゼリーは1回囲んだだけでは取得できません。2~3回囲む必要があります。連鎖で取得できるスペシャルゼリーでの取得でも同様です。囲む対象線として選択する事はできません。
  • モンスター:目の前のゼリーを食べる嫌なギミックです。同じ色のゼリーで囲んだりスペシャルゼリーで倒して取得する事ができます。凍ったゼリーと同じく囲む対象線として選択する事はできません。
  • 音符ゼリー:音符を取得するステージがあります。音符の形をしたゼリー。消す事はできないが、下のフルーツをどんどん消していって一番下の段に音符を持ってくると取得できます。
  • ロックされたゼリー:ロックされたフルーツは区切られた地点と同じく含んで囲む事ができません。スペシャルゼリーの攻撃が当たるとロックを解除できます。

ボスステージ

ステージの節目(主に5の倍数)はボスステージです。指定フルーツを消す事でボスモンスターにダメージを与え、0にすればクリアです。ボスは3ターンに1回ほど攻撃をしてきます。ステージによって攻撃方法は異なりますが、ゼリーを消したり、ゼリーを凍らせたり、はたまたゼリーをロックしたり。とにかく邪魔してきます。また、一定以上のダメージを与えると複数のゼリーをまとめて凍らせたりなど強力な攻撃を1度してきます。

キャンディクラッシュと似たルールなのに異なるプレイ感覚

ルールを見れば分かりますが、囲い込みルールが異なるだけでほとんどキャンディクラッシュやその他多くのキャンディクラッシュフォロワーアプリと仕組みがそっくりです。例えば、Threesと2048のようにルールが異なるだけでシステムはそっくりなのにゲーム性が全く変わるパズルは結構あります。しかし、それで面白いかどうかは別物です。

私は単純にキャンディクラッシュを真似たアプリを個別レビューする事は滅多にありません。JollyJamをレビューで取り上げたのは、JollyJam特有の囲い込みルールが面白く単なるキャンディクラッシュフォロワーアプリとして収まっていないからです。攻略方法は3マッチパズルとガラリと変わってきます。

特にロックされたゼリーや囲む事のできないマスがパズルを面白くする絶好のスパイスになっています。キャンディクラッシュにも同様のギミックがないとは言いませんが、JollyJamのルールでこのギミックを採用すると行動の幅を大幅に縮めるため、難しく多彩なステージ構成ができあがります。

序盤が簡単すぎる

一番の問題です。序盤が簡単すぎて特にパズル好きからは敬遠されそうです。特に上記で述べたロックされたゼリーが出てくるあたりから難易度が上がりはじめますがそこまでプレイする人はどの位いるのでしょうか。どちらかと言えば子供向けの印象を与えてしまいます。

課金圧力はあるか?

5ポイントのスタミナ制です。ステージを失敗するとスタミナが1減ります。スタミナは30分に1だけ回復します。失敗しなければ快適ですが、難しいパズルになるとすぐ空になりやすい量ですね。また、特定のステージまで進むと先のステージに進むため鍵が必要になります。鍵はチェックしてから入手まで15時間×3です。2日間作業が止まるわけですね。一度解放すると結構な量遊べるみたいですが、近年のスマホRPGと比べてもきつい時間量です。なお、当然課金通過を使うと一瞬で先に進めるようになります。ただ、ゲーム内でも複数のステージで☆3クリアを達成する事で課金通過は見つかるので、ステージ解放で課金通過を使うのが正解だと思います。15時間×4の壁は☆3クリアができないプレイヤーが無課金で解除するための救済措置とも取れますね。

他にステージ内を有利に進めるアイテムもあります。ま、この変はキャンディクラッシュ系パズルゲームのお約束ですね。

ステージ攻略のコツ

基本はいかにスペシャルゼリーを作るかです。まずモンスター、氷など簡単に消す事のできるギミックは早々に退散してもらいます。次のスペシャルゼリーを取りながら平行してロックを解除していきます。

ボス攻略も基本は同じで消す事のできるギミックは消していく事から始めます。ボス戦で特有なのがボスの攻撃でギミックが増える事です。勝負の決めては7つ消して作成できるゼリーストームをいかに早いターンで作るかです。ボスが攻撃して凍ったりロックされてもスペシャルゼリーですぐに解放できます。また、ゼリーストームは同じ色のフルーツを全て攻撃に回せますので攻守一体です。

まとめ

プレイする前はまたキャンディクラッシュ系かと全然期待していなかったのですが、いざプレイするとパズルの系統が全く違っていて驚きました。キャンディクラッシュ系が好きだけど似たルールが飽きた方に最適なアプリです。グラフィックなどは流石Ravioが開発しているだけあってリッチで問題ありません。

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