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ケイブ渾身の王道縦シューティングアプリ「ゴシックは魔法乙女」のレビュー

ケイブ渾身の本格的な縦シューティングアプリ「ゴシックは魔法乙女」の感想・レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

ゴシックは魔法乙女とは

ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!は、ケイブが放つ縦シューティングゲームです。プロデューサーは怒首領蜂シリーズや虫姫さまシリーズを手がけた池田恒基氏です。

雰囲気はゴシックを意識した萌え要素満載のゲームに見えますがシューティング部分は本格的な縦シューティングゲームです。基本無料のソーシャルシューティングですが、シューティングそのものは基本無料化による劣化もなくソーシャルシューティングだからこそできるゲームシステムを上手に組み込んでおり、良質なシューティングをプレイできます。ソーシャルだから妥協するわけでなく、老舗シューティングゲームメーカー「ケイブ」の本気を感じました。

プロモーションムービー

ゴシックは魔法乙女のレビュー

操作方法

画面にタップしスワイプする事で自機が移動します。ショットはタップしている間のオートショットですね。自機は1ステージ2匹の使い魔+1匹のフレンド使い魔の3機になります。1機が撃墜したら次の使い魔ではなく、3匹をそれぞれ右下のショットチェンジボタンで常時入れ替える事ができます。それぞれ使い魔ごとにショットの種類、属性、HPなどが異なります。HPが0になった使い魔はそのステージで使用する事ができなくなります。3機のHPが0になるとゲームオーバーです。使い魔はガチャ産なのでそこは察してください。画面左下には使い魔の顔があります。タップするとその使い魔特有のスキルを放ちます。従来のボムの代わりで1回だけ使用できます。

良質な音楽

まず、ゴシックは魔法乙女で真っ先に取り上げたいのは音楽の良さです。ゲームを盛り上げるサウンドがとても熱いです。ノリの良い音楽を聴きながらシューティングをプレイできるのでゲームのテンションもアップ。相変わらずのケイブらしいシンセ音が気持ちいいサウンドが聞けます。クレジットが公開されていないので作曲者が不明ですが、並木学さんも数曲担当されてるのではないでしょうか

属性要素

ソーシャルゲームは火水風など属性を導入する事が多いですが、ゴシックは魔法乙女も属性があります。それぞれの使い魔で火風水光闇と5属性持っています。火は風に有利で風は水に有利で水は火に有利、そして光は闇に有利で闇は光に有利。これは定番ですね。敵キャラはそれぞれ属性の色をしているので弱点が分かりやすくなっています。自機は3機を常時切りかえれるので敵に合った属性に切り替えて攻撃します。

使い魔

ゴシックは魔法乙女もソーシャルゲームですのでガチャがあります。自機のショットを放つ使い魔はガチャで取得します。それぞれの使い魔は固有の属性・HP・魔力・スキル(ボムに相当)を持ちます。ショットは一点に攻撃する集中タイプと広範囲に攻撃する拡散タイプがあります。バルカン・ワイド・レーザーです。また各使い魔1つボムに該当する固有のスキルを持っています。魔力が高いと得点倍率が上がり敵を倒した時のスコアが上がります。また、各使い魔には新密度があり、ラブマックスの効果時間が長くなったりスキル覚醒しやすくなります。また各使い魔固有のストーリーがあります。

なお、強化合成、限界突破、進化も搭載されています。

▲ラブアタック時は演出も派手で爽快。ちょっと画面が見にくい欠点も。

▲使い魔によってショットの種類も変わります。

▲使い魔は萌え要素がいっぱい。

祈り

使い魔の強化・進化の他に祈りと呼ばれる強化要素があります。

  • 最大HPの増加
  • 使い魔所持数増加
  • 精霊石(課金通過)配布
  • マジカルリングが広くなる
  • アイテムの吸引力が高まる
  • 各属性の使い魔の魔力を上げる
  • 獲得経験値を増やす

ゲーム攻略が楽になるレベルアップ要素です。それぞれマジカルリング内で敵を倒した時に入手できるマテリアルでパワーアップできます。祈りに必要なマテリアルは課金できるアイテムではなく(つまり金額依存しない)長期の攻略には必ず必要になるので、マテリアルを沢山取得するにはどうするかが一つの攻略ポイントになります。

▲ゲーム本編でマテリアルを貯めて祈りで恒久的なパワーアップ。ここは家庭用ゲーム機をプレイしているような感覚になりますね。

ゲームバランスが使い魔のレア度に依存しない難易度

ただし、他のソーシャルシューティングと大きく差別化するならガチゃに該当する使い魔にゲームバランスが大きく依存していない長所が挙げられます。従来、ソーシャルシューティングは自機の能力によってHP、攻撃ダメージ、得点倍率、自機のショット内容やボム内容が変化してきました。この中で一番不評があるのは攻撃ダメージで、この概念があるため敵が固くなり爽快感が失われる問題がありました。ゴシックは魔法乙女では使い魔に攻撃ダメージがありません。低レア度の使い魔だとHPの概念があるのでステージが進むほど死亡しやすくなったりショットがショボかったりしますが、敵の堅さは固定なのでシューティングのコアとなる部分の面白さはどのレア度でも変わりません。

それぞのクエストでEASY、NORMAL、HARD、DEATHの4種類の難易度があります。EASYをクリアするとNORAML、NORMALをクリアするとHARD、HARDをクリアするとDEATHと解放されていきます。難易度を変える事で敵が固くなる事はありませんが弾幕の量が増したり低難易度では行わない攻撃を敵が仕掛けてきたりします。あまり使い魔の強さで難易度が優しくなる事はなさそうです。EASYはシューティング初心者向きですがDEATHになると途端に凶悪度が増し、シューティング熟練者にも満足する出来映えになります。私はDEATHをクリアできません。

一応、点数が使い魔依存なので高得点を狙う場合やシューティング初心者でHPを増やしたい場合は高レア度の使い魔が欲しいところですが、私の感触だと無理に高難易度の使い魔を狙う必要はありません。ガチャの提供確率で☆4が7%、☆5が0.24%と恐ろしい程の絞込みですが☆5はコレクター向けで狙わなくても遊べますよとの運営のメッセージに聞こえます。正直シューティングを楽しむだけなら、☆4もあれば十分です。

▲この脅威の排出率は最近では珍しいです。

ボス戦

ボス戦は制限時間があり、制限時間内にボスを倒せなければゲームオーバーです。そして敵は普通に攻撃していると堅いです。ボスや中ボスは通常弾幕の他に丸い各属性の色をした円状のゆっくりした動きの弾幕を放ってきます。この弾幕は自機が弾幕の弱点となる属性で攻撃を当て続けると破壊する事ができます。弱点玉と呼ぶ周囲とは模様が異なる弾があるのでこれを破壊する事で周囲の特殊弾幕も破壊できます。その破壊ダメージがそのままボスに跳ね返ります。これを駆使して攻略する事でボスを短時間で倒す事ができます。ゴシックは魔法乙女が他のシューティンぐと異なる一番の特徴ですね。

▲ボスは緑の属性なので緑色の弾は弱点弾として他の弾よりマークが異なり大きくなっています。なお、自機は緑のため弱点である水属性の弾にダメージを与える事ができます。水色の弾がマーキングしてある事は画像からわかると思います。緑は弱点の火(属性)で破壊する必要があるのでボスを効率よく攻略するためには使い魔を切り替える必要があります。

▲弱点弾の連鎖を狙うとボスに超絶なコンボ数の攻撃を行います。一気にHPが減って爽快ですね。

コンボやマジカルリングの爽快感

これぞケイブだ!と豪語できる要素ですが、敵を連続で倒していくとコンボが発生します。コンボゲージがあり、ゲージがなくなる前に次の敵を倒す必要があります。

自機の周りに円状形のマジカルリングと言われる要素が混じっています。この円内で敵を倒すと得点が2倍になります。また、「祈り」に必要なマテリアルを入手できます。後述しますが祈りは強化要素の一つです。

特定の敵を倒すと得点アイテムが出現し、取得するとスコアがアップします。

コンボを繋ぐと主人公と使い魔の距離が近づきLoveゲージが貯まります。MAXになると短い時間ですがショットの威力がアップします。ラブマックスと言うらしい。

▲使い魔はそれぞれショット2匹とスキル使用3匹の5パーティー構成です。これにフレンドの使い魔が加わります。

スコア稼ぎ攻略が熱い。

高ランクスコアを獲得し、ランキング上位になったり、クエストクリア後の評価で報酬を獲得できます。ランキングに関しては使い魔(ガチャ)に頼る部分も多いので難しいですが各ステージの高ランクは使い魔を鍛える事で達成できそうな難易度です。

高ランクを目指すにはなるべく敵に接近して倒して、ドロップするアイテムを取得する必要があります。これがシューター魂をくすぐります。

また、1クエスト30秒から1分ぐらいの短いステージで構成してある点も評価できます。1分の中でも単純なコピペステージではなく飽きないような敵の配置になっているので密度の濃い時間になります。1ステージを繰り返しプレイする事によって敵や障害物の配置、ボスの攻撃パターンを暗記して最高の得点を出す。こういう楽しみ方ができます。普通のソーシャルゲームだとクリアしたクエストは使い捨てになりがちですが、こう何度もクエストをプレイしたくなるソーシャルゲームは珍しいですね。時間回復のスタミナ制ですが時間がもっと欲しいと思ってしまうほど何度も同じステージをプレイしてしまいます。

▲各ステージ難易度毎にスコア、コンボ数、プレイ回数でそれぞれ報酬がもらえます。ついつい全ゲット目指して頑張りたくなりますね。

サポートアイテム

  • オートバリア:敵の攻撃を1回防ぐ
  • リングズーム:マジカルリングの範囲が広がってロックしやすくなる
  • コンボアップ:コンボゲージが伸びて切れにくくなる
  • ボスタイム:ボス戦の時間が伸びる
  • ヘルプロロイ:ロロイが一緒に出撃してくれる。

クエスト開始時に所持できるいわゆる課金アイテムです。現在のところは必要性を感じませんが正直高スコアを狙おうとすると使用したくなってきます。

ストーリー

クエストの合間にはストーリーが盛り込まれています。物語の世界観に深みをあたえます。また各使い魔におサブスットーリーもあるので一つの世界観を作りこんでいますね。ただ、いまいちストーリーが飲み込めずスキップしています。ちょっと内容が難解です。私はどちらかと言うとソーシャルRPGにストーリーは必要派ですがゴシックは魔法乙女には、正直あまり必要ない要素に感じました。

▲物語の要所要所でモノローグとノベルゲーム風の会話シーンが展開します。

▲クエスト開始時は選択した使い魔(ショット2+スキル3)のカットインが。個人的にはこの演出は好きです。

▲UIはシューティングではなくゴシックを意識した感じですね。

まとめ

賛否両論になりそうなストーリーや極端に低いガチャ排出率、変に主張する萌え要素なども目立ちますが、とにかくシューティング部分は面白いです。同社タイトル「デススマイルズ」の番外編としての扱いですが、ゲームシステム的には今までのケイブシューティングの総集編になっておりケイブの良い面も(一部悪い面も)このアプリに凝縮されています。ここまで本格的だと正直ゲームコントローラーかアーケードコントローラーでプレイしたくなります。VITAに移植してくれないかなぁ。最近、人気が落ちてきている昔ながらの2Dシューティングの進化系ですので興味がある方は是非プレイして欲しいですね。ちなみに私は自機の下に指を置いています。こうすれば弾幕が指で見えなくなる事があまりない。

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