UNOをアレンジした知能くすぐるオリジナルトランプパズルゲーム「トリプルジョーカー」のレビュー
知能をくすぐるRPG風オリジナルトランプパズルゲーム「トリプルジョーカー」のレビューです。攻略やレビューをお探しの際にご利用ください。
トリプルジョーカーのレビュー
トランプを利用したオリジナルパズルゲーム
DeNAから私の心をくすぐるトランプゲームがリリースされた。DeNAと言えば確実に利益を求めるメーカーとの印象が強いが、キャンディクラッシュ系の戦隊物ゲーム「パズレンジャー」やシミュレーション風ソシャゲ「戦魂」など変化球のスマホゲームも定期的にリリースしている。トリプルジョーカーも変化球的なゲームだ。そして1点付け加えるならオリジナリティが強い。少なくともスマホゲームとして同種のトランプゲームは存在しないだろう。
プロモーションムービー
UNOが原型だけど一味異なるトランプパズル
トリプルジョーカーはUNOの原型となるトランプゲーム「クレイジーエイト」の影響を強く受けている。ルールを説明しよう。プレイを開始すると手札が5枚ある。5枚の中から1枚を場に置いていく。残り枚数が指定されており、0になるまでは手札を場に置いていくと山札からカードが1枚補充される。手札を全て場におけばクリアだ。2枚目以降は場にあるトランプと同じスート(マークが同じ)か同じランク(番号が同じ)のカードしか場に置く事ができない。手札が残っているのに場に置ける手札が無くなればゲームオーバーだ。
山札のカードは完全なランダムではなく、あらかじめ出現する候補はプレイヤーにわかるようになっている。例えばハートの1~8、スペードの1~4、ダイヤの5~8と言った具合だ。残り手札5枚の場合は、ゲーム開始時の5枚と合わせて計10枚が前述の範囲から出現するようになっている。
プレイ中のユーザーインターフェイスはなかなか親切設計
トリプルジョーカーは理詰めに近いパズルゲームだ。当然、場に出したカード、まだ出現していないカードは把握しておきたい。前述であらかじめ出現する候補は分かると記載したが、その表示場所は場に出したカードも記しがされる。整頓して表示しているため、じっくり考える時にも参考になる。これのおかげでゲームでプレイするから楽しくなっている。トリプルジョーカーのルールならアナログでプレイする事も可能だろう。しかし、アナログでプレイした場合の不快適さが想像できてしまうくらい、この表示は便利なのだ。
ジョーカーとキャラカード
基本的なルールは上記の通りだが、特殊ルールとしてジョーカーとキャラカードが存在している。ゲームをプレイしているとジョーカーポイントがたまり満タンになった時に場に出したカードの色がジョーカーとなる。ジョーカーは最大3枚まで持て、異なるクエストでも使用できる。また、課金通貨を使用する事で全ての色に対応したジョーカーカードを購入する事もできる。次にキャラカードだ。リーダー以外のキャラが待機しているとキャラカードが出る事がある。このカード、場に出せるものが無くなった時、他のカードの下に差し込む事ができる。つまり場を1枚減らすのだ。そして差し込まれたトランプは場に置いた時、点数がアップする。アップする点数はキャラのレベルによる。
ちなみにキャラはガチャではなく、ランダムで現れて入手する。またキャラの強化は合成ではなく金貨で行う。
ジョーカーとRPG要素って攻略には必要ないよね
私の素直な感想はこれ。トリプルジョーカーの基本ルールから見るに全てのステージがジョーカー無しキャラカード無しでクリアできそうな気配だ。むしろこれらを使ってクリアすると、真面目に攻略した気がしない。また、RPG要素としてのキャラ育成での効果はジョーカーポイントとクリア時のポイントぐらいしか影響しない。つまりパズルそのものにはあまり関係がないのだ。ジャンルは異なるがゴシックは魔法乙女のようにゲーム部分とRPG部分が明確に分かれていると言える。そのため敢えて述べておく。RPG部分でしり込みしているユーザーはパズルがしっかりしているから是非プレイして欲しい。
これ、RPG要素をアピールしなかった方がいいかもしれない。
なお、クエストをプレイするとスタミナが減る。ただ、1プレイ3分ぐらいかかるのでスタミナが無くなる頃には休憩にちょうどいい時間になっていたりする。
▲いい点数を目指すならキャラ育成なども頑張らなければならないが、今のところパズルを楽しむだけなら、それほどキャラの事を考慮する必要がない。
▲いちおうストーリーがあるがおまけ程度。イラストがファイナルファンタジータクティクス調なので少し勿体無いなとも思ったり。
課金はアリーナバトル次第か
おそらく私と同様にジョーカーをあまり使いたくないプレイヤーは多いと思う。システムそのものはキャンディクラッシュ型だが、あまり売上がなさそうなのが心配だ。スマホゲームで運営停止になると、そのゲームは二度とプレイできないので。そこの部分を刺激しそうなのがアリーナだ。私のプレイ時にはまだ解放されていない。が、これ、おそらく上記ルールで対戦になる。そうすると必然とジョーカー持ちが有利だしレベルの上がったキャラカード持ちが有利だ。通常プレイで課金があまり必要なさそうな分、頑張って欲しいものだ。
運要素がちょっと不安
ゲームとしては程よくパズルになっていて面白いのだが、配られる手札がランダムである事は少し気になる。そのため、詰む場合があるからだ。まあ、そのためのジョーカーやキャラカードなのだろうが論理パズル系はできればランダム要素を無くして欲しいと思うのは私だけではないだろう。
ゲーム情報
- ジャンル:頭脳バトルゲーム
- デベロッパー:DeNA