【白猫】武器名称の意味と原典、背景
武器名の意味や原典、背景について調べました。雑学ですので攻略に役立つわけではありませんが、暇つぶしにでもどうぞ。強引に訳している部分もありますし、考察を多分に入れてありますので、間違いなどあればご指摘願います。
新武器
バッカニア系まとめ
それぞれ有名な海賊組織を指しています。
バッカニアは17世紀のカリブ海に存在した海賊集団です。元はエスパニョラ島の無人地区に住み着いた犯罪者・海賊・逃亡奴隷・浮浪者などの集まりで、スペイン船からの略奪などを行なっていました。貴族・王族を嫌う集団のため、この時代に珍しく「平等」の理念が集まった集団です。
バルバルアは16世紀に存在したイスラム系海賊集団です。バルバリアはギリシア語で野蛮人と訳します。この時代、オスマントルコの後ろ盾を得て様々なイスラム系海賊集団が現れ、イタリア・スペイン・フランスなどキリスト圏の国は苦しめられました。
サターンセスタス系まとめ
セスタスは腕系武具の一つです。ファウストはドイツ語で拳骨。また、ラテン語では「幸福な」「祝福された」となります
メロディアスコンダクター系まとめ
- メロディアスコンダクター → 旋律的な指揮者
- シェフドルケストル → 指揮者
- マスターマエストロ → 指揮者の達人
コンダクターは英語、シェフドルケストルはフランス語、マエストロ、それぞれ意味は指揮者です。
☆4剣士武器
セイバー系まとめ
- ラスティセイバー → 錆びた剣
- ミスティックセイバー → 神秘の剣
- サクラリッジレイザー → 冒涜なレーザーソード
- 公式設定の装備者:ガーネット
「錆びた剣」が正のイメージを持つ「神秘の剣」に変わり、邪のイメージを持つ「冒涜の剣」に変わる過程には裏設定がありそうです。そういえば、ク○ノトリガーに似た経歴を持つ聖剣が。武功を求めて戦うガーネットの身に一体何があったのだろうか。開発会社のコロプラはサクラリッジを勧めているのか同社別作品「黒猫のウィズ」には、キャラクターに「禁界卿 ユウェル・サクラリッジ」がいます。
扇系まとめ
- 策動扇 → 裏で計画を練り悪いたくらみを行なう扇
- 霊妙扇(れいみょうせんす) → 人知でははかり知れないほど、奥深く優れている扇
- 巧緻神妙扇(こうちしんみょうせんす) → 極地に達し、人知を完全に超えた不思議な扇
- 公式設定の装備者:ハオ
天才軍師ハオの頭の良さを体現している扇。最初は頭の良い人間レベルですが、進化するごとに神がかっています。
シュベルト系
シュベルトはドイツ語です。クリスタはおそらくキリスト教圏内の女性につけられる名前でキリスト教徒を意味します。クライヴが神の信者である事が伝わってくる剣名で最後には神の剣を手に入れてしまいます。
☆4ランサー武器
シザース系
鬱屈とした無邪気な残酷さが見え隠れしています。進化すると残酷さは増し、最後は残酷ではなく虚しさを覚えていきます。チッチョ自身に置き換えると残酷さではなく寂しさが適切っぽいですね。
ギンヌンガガップの補足:天も地も存在しない世界創造前に唯一存在していた巨大で空虚な裂け目の事をギンヌンガガップと言います。北欧神話の話で、ギンヌンガの淵やギンヌンガの裂け目とも呼ばれています。寒波と熱気の影響で裂け目から霧が飛び出した影響で「霧の巨人の祖ユミル」が生まれました。
パラソル系
- プリティパラソル → 可愛い傘
- チョコレートパラソル → チョコレート色の傘
- エレキシュガル → 偉大な大地の女王
- 公式設定の装備者:アンナ
、外見は可愛い者好きだが、しっかり者で王者の風格を持つお嬢様。しかし、しっかり者だからこその大きな悩みを抱えている、あたりでしょうか。エレキシュガルの性格がいまいち掴めないためキャラ考察がしっかりできてません。
エレキシュガル補足:古代メソポタミア文明から出たシュメール神話に登場する冥界の女神です。ネルガルを夫に持ちます。エレシュの意味は女王、キの意味は大地、ガルの意味は偉大。「偉大な大地の女王」となります。生命を奪う役割を与えられており、絶えず生者からの拒絶にあっていますが仕事はきっちりとこなします。
メザラク系
進化するに連れ、だんだんと鋭くなっていきます。そして外見がギザギザである事の意味は分かると思います。ペネトレイトは細かいドリブリで攻めてディフェンスを突破する手段としてバスケット用語にもありますね。
☆4ウォリアー武器
ドリルハンマー系
- ドリルハンマー → 穴あけ金槌
- デンジャードリル → 危険な穴あけ機
- スパイラルジャッジメント → 螺旋の審判
- 公式設定の装備者:RZ-XV
ドリルハンマーは電気工具のハンマードリルとは別物です。スパイラルジャッジメントはドリルの穴を螺旋に例えています。武器が通常のハンマーからどんどん強力になっている事が名前からわかります。RZ-XVは工事用ロボットとして設計されていたのでしょうか…。
セバー系
- エレガントセバー → 気品のある救い主 → 最高級の肉
- スタイリッシュセバー → 流行に敏感な救い主 → 最新の肉
- スイートブラッド → 甘い血 → 生肉
- 公式設定の装備者:キャシー
セバーはの意味はいくつかありますが、おそらく今回の場合はは救助・救済を意味する言葉になります。キャシーにとっての救済キーワードは「肉」なのでエレガントは美味しい肉、スタイリッシュは最新の肉、そしてスイートは生肉と例えてみました。
アンカー系
- シーガル・アンカー → カモメの錨(いかり)
- アイゼン・ミュー → ミューのスパイク状靴
- メーヴェ・フェーダー → カモメの声調整
- 公式設定の装備者:イカリ使いの水兵少女 カモメ
シーガル・アンカーは武器の意味とキャラクター名・敬称が同じ事を意味しています。最後のフェーダーは衰えると言う意味が普通ですが、衰えたカモメが最強武器だと変な話です。そこでDTMのフェーダーを取り上げてカモメの鳴き声をピッチを上げたり下げたりできる斧ということでこのように訳しました。元気な歌を唄いそうですね。
☆4武闘家武器
フィスト系
訳す必要はないですね。柑橘類の有名果物がグローブとなりました。なぜ柑橘類にこれほどの攻撃力があるかは謎です。エクセレントになればみかんも満足でしょう。
ポップコーン系
- ポップコーンパンチ → ポップコーンのパンチ
- ポップコーンブレイク → 人気のあるポップコーン
- ポップコーンレクイエム → ポップコーン鎮魂歌
- 公式設定の装備者:コーン・ポップ
こちらも約す必要はあまりないですね。ちなみに私達が普段、食するポップコーンとトウモロコシは品種そのものが全く異なります。
ファイア系
スピットファイアはイギリス戦闘機、ヘルファイアはアメリカ合衆国の空対地ミサイル、ピースメーカーはコルト社の45口径6連発リボルバー、コルト・シングル・アクション・アーミーが原典であると思います。
☆4アーチャー武器
パピヨン系
- リベルテパピヨン → 自由の蝶(蛾)
- バイオレットパヨオン → スミレの蝶(蛾)
- クールレヴォリューション → かっこいい回転
- 公式設定の装備者:エリーナ
リベルテパピヨンはフランス語です。バイオレットパヨオンのパヨオンはパピヨンを変化させた語呂だと思います。クールレヴォリューションは直訳で「かっこいい回転」、蝶の優雅な様を表しているのでしょう。エリーナらしいイメージですね。
ヴァイス系
- ヴァイスフリューゲル → 白い翼
- ヒンメルスツェルト → 天空のテント
- フェーゲフォイアー → 浄めの火
- 公式設定の装備者:ハヤト
ドイツ語です。意味は全て綺麗なイメージですね。ちなみにフェーゲフォイアーはラテン語だと煉獄になります。
ハープ系
フルールはフランス語です。アマーリエは竪琴シリーズになりそうですね。最初はお淑やかなのに進化するごとにたくましくなっていきます。ブラットは血ではなく血のように赤いという意味で紅としました。
魔道士武器
クロス系
- ホーリークロス → 聖なる十字架
- セルリアンクロス → 鮮やかな十字架
- コール・オブ・アポカリプス → 黙示録の召喚
- 公式設定の装備者:ミラ
黙示録の召喚は例えるなら「天地創造」、「神と悪魔」、「最後の審判」など、おおよそ人間が知りえる事のない神次元の知識を呼ぶことです。人間以外(例えば悪魔)が使わないと気が狂いそうな杖です。
ドラゴンロッド系
ドレイクは英語ではなくスウェーデン語の竜を表しています。英語にするとカモ、アヒルになります。さすがに進化して「あひるの心」はないでしょう。アンドヴァリは北欧神話にて「用心深いもの」を意味しますが、ここではアンドヴァリの名を持つドワーフの事です。アンドヴァラの指輪には自らの財産を増やし、富を得る魔法がかけられています。しかし、さる事情により所持者は必ず破滅する呪いもかけられています。最も白猫でアンドヴァラナウトを装備していてもゴールドが増加する事はありませんが。
涼風鈴系
苺風の意味が不明です。分かる方がいましたら教えてください。
☆3剣士武器
☆3以下は分かりにくい武器のみに焦点をあてています。進化含めて分かりやすい武器については掲載を見合わせています。
七支刀系
七支刀は4世紀頃、中国から日本に伝わったとされる実在する宝刀です。枝上に計7本の刃を持っている事から命名されたと言われています。呼び方として「ななつさやのたち」、「しちしとう」2種類の呼び方があります。また、練鋼は製鉄・製鋼とほぼ同義語です。単位的な意味で異なり現在ではあまり使われていない言葉です。
常陸国風土記に夜刀と呼ばれる蛇神が登場します。蛇神の姿を見た人物は一族郎党滅びてしまうと言い伝えられています。
シャーク系
- ブレードシャーク → 鮫の剣
- グラットゥンシャーク → 大食いの鮫
- カリュブディス
カリュブディスはギリシア神話に登場する海の魔物(女性)です。海で食事を行なうと大渦を起こし、周りの船や魚を全て吸い取ってしまいます。
☆3ランサー武器
ホーリーランス系
- ホーリーランス → 聖なる槍
- ディバインランス → 神の槍
- インフィニット・リリジャス → 無限の信仰心
バーンスピア系
- バーンスピア → 燃焼槍
- ヒートピアッサー → 熱気の貫通槍
- クリムゾンスティンガー → 真っ赤な痛撃
ピアッサーはピアスの穴を開ける際などで知名度が高いですが貫通するなどの意味で使われます。スティンガーは刺すの意でハチなどに刺されることなどに使います。クリムゾンは進化前がバーン(燃焼)、ヒート(熱気)なので熱関係で使われています。まぁRPG好きにはおなじみの言葉ですね。
ヘヴィスピア系
進化するたびに重くなってしまいます。現実に存在しても装備したくない武器ですね。
☆3ウォリアー装備
雷光斧系
天雷は江戸時代に舞台などで使われた雷音を出す装置の名称です。夢幻は幻。意味の直訳で考えると最終進化は進化前より弱そうだったりします。だって本物の雷じゃないもの。
リングドスター系
画像からリングは指輪ではなく円だと思われます。
ぺったんハンマー系
ダイダラボッチは巨人の姿をした日本の妖怪です。現代の山や湖などはダイダラボッチが作ったと言われています。このぺったんハンマー、ぺったん→どっかん→巨人と最終的にはめちゃくちゃ大きくなります。どうやって持つのでしょうね。
☆3武闘家武器
ビーストクロウ系
- ビーストクロウ → 獣の爪
- タイガークロー → 虎の爪
- ミクトランテクウトリ
ミクトランテクウトリはアステカ神話に登場する冥府ミクトランの王、そして死を司る神。四大神の一柱です。蜘蛛、フクロウ、蝙蝠、間際、北の方角などがキーワードで、骸骨のような顔や不気味な歯など恐怖の産物として描かれています。
ラウンドソウ系
- ラウンドソウ → 丸いのこぎり
- ブラッドラウンド → 丸い血
- ジェレーザ・ツヴィトーク → 鉄の花びら
ジェレーザ・ツヴィトークはロシア語です。
ナックルスター系
- ナックルスター → 星のナックル
- スターダスター → 星の掃除屋
- シュテルネンツェルト → 天上世界
シュテルネンツェルトはドイツ語。星の光や神々の閃光などの意味もあるため、3武器は全て星に関連性があります。
☆3アーチャー武器
フェザーシャフター系
シャフターは車種の「Schafter」から来ていると思いますが原典がわかりません。セーンムルヴはイランに伝わる全鳥の王と言われる鳥です。巨鳥であるため、鳥が飛べば大量の枝が折れ、梢に止まればまた大量の枝が折れまる自然破壊を起こします。光輪に包まれ人語を話し博識です。
ミスティックボウ系
- ミスティックボウ → 神秘的な弓
- ミラージュボウ → 蜃気楼の弓
- イノセントファントム →純真な幻影
フォレストレンジャー系
- フォレストレンジャー → 森の狩人
- ヴァルトキーパー →森の守り神
- フォレスタレジーナ → 森の女王
ヴァルトはドイツ語、フォレスタレジーナはイタリア語
エンドレスナイトメア系
- フェイントアロー → 惑わしの矢
- パラライズアロー → 麻痺の矢
- エンドレスナイトメア → 終わらない悪夢
☆3魔道士
フレイムハート系
- フレイムハート → 炎の心
- ブルーフレイム → 青の炎
- バーニング・フェイヴァー → 燃える情愛
アクアスタッフ系
- アクアスタッフ → 水の杖
- スノースタッフ → 雪の杖
- アイシクル・トリビュート → 称賛すべき氷柱
☆2剣士武器
ウィングエッジ系
- ウィングエッジ → 風の刃
- ブラックスワン → 予期せぬ刃
- レベヅィナェ・オーゼラ → 白鳥の湖
ブラックスワンは黒い白鳥。従来、白鳥は全て白いと思われていた時期がありましたが、オーストラリアで黒い白鳥が発見された事から前提が覆されました。この事から全く予期できる事が起きることをブラックスワンと言います。レベヅィナェ・オーゼラはロシア語です。
ベノムレイピア系
- ベノムレイピア → 猛毒の細剣
- イプス・ベラドンナ → 毒草の運動障害
- デッドリーエストック → 瀕死の細剣
イプスは精神的な理由でスポーツなどがまともにできなくなる運動障害です。ベラドンナは西ヨーロッパで群生している植物で毒性が非常に強く、間違えて食すと生命の危険にさらされます。ちなみにイタリア語で「美しい淑女」が由来です。悪魔の草と呼ばれ悪魔や魔女はサバトに使用するため、魔法を使うために使います。この毒薬は上手に使えば薬にもなり「アトロピン」と呼ばれる成分で目薬などに使われています。
☆2ランサー武器
スラッシュグレイブ系
- スラッシュグレイブ → 切り裂きの槍
- アサルトグレイブ → 急襲の槍
- アストラルフォーチャード → 星のフォーチャード
グレイブは卓上武器、まぁ槍の一種ですね。フォーチャードの意味がわかりませんが、進化前武器の流れからして武器種でしょう。
バトルシアー系
グリムはグリム童話のグリムだと思います。グリムそのものは人の名前だしグリムの法則なんてものもありますが、武器の名称としては不適切なため童話としています。
シェルランサー系
- シェルランサー → 甲羅の槍
- シェルスパイカー → 甲羅の棘槍
- オーシャニックコーリング → 大洋からの叫び声
シェルは甲羅なのでイメージとしては守りが堅い槍です。防御力はありませんがね。オーシャニックはまぁ、海の生物からの声と思っていればよいでしょう。
☆2ウォリアー武器
ハンマーキャンサー系
- ハンマーキャンサー → 蟹(かに)の金槌
- クラッシュキャンサー → 蟹(かに)の破壊
- ブルーティッシュブルー → 下劣な青
ブルーティッシュ→下劣な、低俗な、下卑た。
バスターアックス系
サーベイジ→サベージです。主に性格の面で残酷・獰猛・乱暴なことを意味します。
バトルアックス系
- バトルアックス → 戦いの斧
- ブルーアックス → 青い斧
- エクスキューショナー・ロウ → 正義の死刑執行人
☆2武闘家武器
バッファローホーン系
デッドエンド→行き止まり。ブルズは牛のことだと思われます。
アクアクラブ系
deepは深いだけで深海の意味はありませんが、この場合はdeep marinでしょう。
サンダーハンド系
クリーガーはドイツ語です。
☆2アーチャー武器
魚骨弓系
グランガチはオーストラリア先住民族アボリジニの伝承に存在する川・海の精霊です。ワニに似た姿をしています。グンダンガーラ族の人々が先祖霊として敬う神的存在です。おとなしく温厚な性格で夜は水の底に、昼は岸で日光浴をしています。外見の怖さから陸の動物はグランガチがいる川に手出ししません。それゆえグランガチは魚に慕われており、危機に陥ると魚が助けてくれます。
サンダーバード系
サンダーバードは北米インディアンの様々な部族に伝わる伝説の怪鳥。羽毛の間からは鱗が見え、馬のようにでかい。インディアンを様々な災厄から守る守護鳥と考える部族もあれば最悪の怪鳥と考える部族もいます。人間を含め動物を何でも食べます。本当に部族毎の考え方が異なって巨島と考える部族もいれば人面鳥と考える部族もいます。サンダーピールやティンミウクプクは同じ鳥を別の部族が呼ぶ名前です。
ハートシューター系
- ハートシューター → 心への射撃
- マインドシューター → 精神への射撃
- スピリット・パルベライザー → 魂への中粉砕機
パルベライザーは製粉・肥料など原料を粉々にするため使われる機械です。「魂を粉々に散らせる」あたりの意味でしょう。
☆2魔道士武器
サンダーロッド
- サンダーロッド → 雷の杖
- スパークロッド → 雷の杖
- ライトニング・エグゼクター → 雷の執行者
星くずの杖
知識の杖
賢哲は物事の道理に通じていることで賢者とほぼ同等の意味です。叡智はすぐれた知恵を意味します。
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