ウイイレ2016が発売されないというデマが広まる ― 欧州スタッフ「心配しないで」

経緯

　先日、コナミより発表された決算資料の「年内発売予定のソフト」の中に、ウイニングイレブンの名前が掲載されていなかったことから、「ウイニングイレブンの新作は発売されないのでは？」と憶測され、その情報が拡散されてしまいました。

　via：http://www.lazygamer.net/konami/has-konami-cancelled-pes/

▲例の資料。確かにウイニングイレブン2016の名前はありません。

プロダクト・マネージャーは「心配しないで！」

　この騒動を受けてなのか、5月14日に欧州のウイニングイレブンプロダクト・マネージャーのAdam Bhatti氏はこうツイートしています。

Hey guys just want to say to please stop worrying, the future of PES is safe 😉 We have an incredible future ahead, can't wait to show you 👍

　via：Adam Bhatti

PES2016の収録は既に始まっている

　先日もお伝えした通り、既に海外ではPES(海外表記)2016のレコーディングがスタートしています。

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最近のコナミの動向も憶測を広める要因に

　最近のコナミの身の振り方から「コナミがコンシューマーを捨てるのでは？」という見方が強まっており、そうした中での今回の発表だったため、より憶測を広めてしまう結果となりました。

　ちなみに、昨日(5月14日)、日経トレンディネットに掲載されたコナミ新社長のインタビュー記事の中で、ウイニングイレブンに対してはこう語られています。

※「──早川社長から見て、現在のゲームビジネスはどのように映っていますでしょうか？」という質問に対して。

【前略】
昨年11月に発売いたしました『ワールドサッカーウイニングイレブン 2015』でも、選手や監督を起用して自分だけのクラブを作り上げる「myClub」を搭載し、こちらも大会実施などの運営や課金要素を盛り込んだものとなっています。

　これらを通じて、ゲームソフトをパッケージでお買い上げいただいたお客様も、潜在的な課金モチベーションは高いということが見えてきました。

　via：KONAMIの新しいリーダーが目指すもの――「創る力」「磨く力」「届ける力」で進化し続ける組織へ - 「モノ」から「コト」へを意識したゲーム開発日経トレンディネット

　キーワードとして『課金』を挙げながらも、ウイニングイレブンは重要なコンテンツと認識されているようです。