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閃きと直感の3色一筆書きロジックパズル「Linken(リンクン)」の感想・レビュー

交わらない3色の直線を作る一筆書きロジックパズル「Linken」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

Linken(リンクン)とは

赤・青・黄の3色を決して交わらないように指定された開始地点・終了地点に結ぶパズルゲームです。クラシックのピアノ曲の元、美しい光を結ぶ雰囲気的にも良くできているロジックパズルです。配信は無名のインディーズゲーム開発メーカー処女作になります。なお、Android専用のタイトルです。

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Linkenのレビュー

パズルのルール

Linkenはパスと接続線から成り立っています。ステージ開始時、赤青黄に輝くパスが各色2つと、輝いていない各色のパスがあります。他に白丸で囲まれた中にいくつかの点が書き込まれているパスがあります。オブジェの間には通行できる接続線が引かれています。以下のルールでパズルを解いていきます。

  • 1.輝いている同じ色のパスを一線で結ぶ
  • 2.接続線はパスを基点に方向を変える事ができる
  • 2.すでに色が着いた接続線を垂直で横切る事や同じノードを通る事はできない。またパスについても同様
  • 3.白丸パスの点の数はそのパスを線が通る回数。その回数より少なくても多くてもいけない。
  • 4.輝いていないパスには必ず一度だけ線が通らなければいけない。

なお、ロジックパズルのファンに分かりやすく例えると、ニコリのパズルの「ナンバーリンク」にもう少し柔軟性を持たせた感じのルールを採用しています。

▲画像のマスそのものがパスでパスを結んでいる線が接続線です。なお、このステージは四角形に4×4と綺麗に並んでいますが、必ずしも四角ばかりではありません。

ロジックパズルだけど理詰めじゃ解けない

Linkenの特徴として、理詰めだけで必ず解けるわけではない事が上げられます。最初の問題こそ簡単ですが、後半になるにつれ難易度は劇的に上がります。理詰めでないため定石だけに頼る事ができず、基本は直感とひらめきに頼るところも大きく運要素が絡みます。かと言って直感だけで解けるかと聞かれると答えはノーです。理詰めと直感がほどよく混じっています。こうすれば解ける系統の定石も多少探す必要はありますが、本質的には数学より体育が好きな人向けのパズルです。ちなみに私は数学が好きです。

美しいパズル

短調クラシックピアノ曲のような物悲しくて綺麗なピアノ音楽が流れています。オリジナル曲のようですがイメージ的にはベートーベンの月光などを想像してください。プレイヤーが結ぶ線は赤・黄・青で構成していますが綺麗に光り輝いています。地味さはないので、パスを結び上げた時などの達成感もあります。

アーケードモードとクラシックモード

Linkenにはアーケードモードとクラシックモード2つの遊び方があります。

アーケードモードは難易度の低いパズルを1分間の間にどれだけ解く事ができるかハイスコアを目指すモードです。パズルをじっくり考えて解くわけでなく、どれだけ早解きをできるかの勝負になります。

クラシックモードはあらかじめ決められた問題を解くモードです。40問×10の計400問もの大ボリュームです。ただ、序盤100問ぐらいは簡単なので中盤以降からが本番です。序盤で簡単すぎてアンインストールしそうな人がいそうで勿体無いですね。

☆要素が機能していない

アクションやパズルゲームで恒例の条件を達成してスターを3つ取る要素はLinkenにもクラシックモードにあります。1つはクリア時自動的に取得できます。2つ目は指定時間内にクリアすれば取れます。3つ目は一度引いた線を訂正して消す回数が少なければ取得できます。いわば、やり込み要素にあたる部類です。しかし、一度クリアした後、回答を覚えておき再度プレイする事で簡単に☆3は達成してしまいます。

パズルとして欲しい機能がない。

線の記憶が不親切です。あらかじめ、ここはこの色で確定だ!と断言できる線があるとします。常識的に考えるとその色を着けておいて視覚的に見やすくしたいところです。ところがLinkenは片方の始点から伸ばせる分だけしか線を引く事ができません。例えば始点から少し線を引いた状態で終点の線を引くと始点の線が消えてしまいます。なのでパズルゲームでありながら、ほとんどをプレイヤーの頭で補完する必要が出てきます。紙に書いたパズルを解いた方がユーザビリティにも使いやすかったりします。見た目や演出は合格点ですが、ユーザビリティの面で少々不自由と言わざるを得ません。

攻略の例

ルールを文章にすると堅苦しく難しそうなイメージになりますが実際はかなりシンプルなルールです。一例としてステージの攻略法を紹介したいと思います。

参考に使用する問題は2-40です。

右上の青と左下の黄は画像の線で確定できます。また左上の光っていない黄は右と右上に線を延ばせます。ゲームでは途中を引く事が不可能なので引いていません。

次の一手に定石はなさそうなので黄色を適当に繋げてみます。

左2、上3の白丸には点が3個なのにまだ1つしか線が通っていません。赤を繋げてみます。

左2、上3の白丸に赤が入ってもまだ2つの線。仕方ないので黄色の進路を変更して白丸にもう2回通るような黄色線を作ってみます。

最後に青線を通して完了。このように、攻略には試行錯誤が必要な場面も出てくるパズルゲームです。

まとめ

おしゃれで美しい空間を楽しむパズルゲームです。解は1つですが、理詰めロジックパズルでないので論理的に解くパズルが好きな人には向きません。ですが、しっかりしたルールがあり解も1つなので理詰めじゃないにしろパズルとしては完成しています。

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