適切な医薬品選択と受診勧奨
一般用医薬品で対処できる症状
●一般用医薬品は、薬機法上「医薬品のうち、その効能および効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他医療関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」と定義されている。●一般用医薬品の目的は「軽度の不調や疾病の初期段階、あるいは日常において、生活者が自らの疾病の診断、治療もしくは予防またはQOLの改善・向上を図ること」と定義されている。
●一般用医薬品のほとんどは対症療法を目的としたもので、病気を治すためには薬を使うだけでなく、病気の原因になった生活習慣などを改善することが大切である。●医師や薬剤師の指示どおりに患者が薬を服用することをコンプライアンスという。
●近年、専門家の適切なアドバイスにより、身近にある一般用医薬品を利用するセルフメディケーションの考え方がみられるようになってきた。
●セルフメディケーションの主役は一般の生活者であり、薬剤師や登録販売者など一般用医薬品の販売を行う専門家はセルフメディケーションを支援する立場にいる。