ドンキーコングJR(ファミリーコンピューター)
想い出
・今や正義の味方のマリオもかつては悪役に身を投じた時代がありました。…でも、その前にはマリオの彼女(?)がドンキーコングにさらわれていて、そんなドンキーコングを懲らしめて彼女(?)を救出してました。…で、そのついでに捕まえて売るんだかいじめるんだか…(?)
で、息子だか何だかのJRの登場というわけです。
そんなストーリーがかつての私の脳裏にありました。そして行き詰りました。『ワルモノはどっち?』
教えて下さい、任天堂さん…。
延々とループを繰り返し、それでいて難易度の変化に気付き難いのは昔のゲームではよくありました。…いや、2週目は1週目との差が歴然としているのですが、3周目以降は時間減少の加速が主で、あとはじりじりと敵や可動床の速度が速まるくらいでしたね。ツボにハマれば1プレイで3~40分ほど消費する事になり、友人との1プレイ交代条件でのプレイでは随分とウンザリさせたものでした。…ちなみにプレイしている自分もウンザリしてたりしましたが。
いずれにしても、今や良い思い出です。…綿密に思い出すと、やはりウンザリしますが…。
・さて、プレイの様子は以下の通りです。
・ステージ1:JRを操作して父親(?)のドンキーコングの檻前まで進みます。
・ステージ2:JRを操作して父親(?)のドンキーコングの檻前まで進みます。
・ステージ3:JRを操作して父親(?)のドンキーコングの檻前まで進みます。…なんなんでしょうね、この流れ。
・ステージ4:JRを操作して父親(?)のドンキーコングの檻下から全ての鍵を差し込み、解錠します。…ようやくセリフが変わりました。
・…で、感動のエンディングです。物理法則や力学は一切無視して下さい。感動のエンディングなのです。よく見ると片手でバランス良く父親(?)のドンキーコングをキャッチしているJRですが、このくらいの力量と器用さが無ければ父親救出は出来ないのです。感動のエンディングなのです。それだけの内容がこの6~7秒に凝縮されているのです。感動のエンディングなのです。
・そしてステージ1に戻ります。…そう、もう一度、感動を迎えるために…。
ファミコン購入後、初めての一本
・『ドンキーコング系』…と言えば良いのでしょうか、これらのキャラクターはなんだか好きになれません。というのも、私はカワイイ系が好きなもので、迫力があったり、リアルなキャラクターは創作でも実在でも一歩引いてしまうのです。当然悪気はありませんし、ドンキーコング系の面白さや人気の意味も理解しているつもりです。…でも…。じゃあなんで手にした? という話に移るのですが、ファミコンが発売されてまだ浅い中、親戚の伯父が喜ぶだろうと私に買ってきてくれたのですが、ゲームに疎い伯父はソフトの存在を知っておらず、本体だけを買ってきてくれたのでした。
まあ、一般家庭よろしく、両親にねだって『うん、買おう』とスムーズに事が流れない事くらい百も承知だったため、ソフトなしの本体とはいえ喜びました。
父は貰ったものなら仕方がない、とばかりに本体をテレビに接続してくれたのでしたが、もちろん『…で、どうやって遊ぶの?』という話に。そこでようやく私に主役の座が。
あーだこーだ持ち前の知識を披露し、『ならば好きなゲームを一つ買ってやろう』という流れに。
私は言いました。即座に!
『マリオブラザーズが欲しい!』と。近所友達からソフトパッケージまで借りて現物を見せて…!
『ふーん…、それじゃ買ってくるわ』と勇ましい父。
待つ事1時間。歩いて3分も必要としない当時の大型デパートで決められたモノの買い物。売り場は定まっている。モノも知っている。…ちょっと遅くない? そんな時間経過の後の…
『おーぅ、買ってきたぞ!』
『わーい、ありがとぉー!!』
ガサガサガサ…。
『これでよかったんだよな?』
『……………………うん、ありがとぉ…』
…どうしてこうなっちゃったんだろうね? 不思議だね?
とはいえ、近所友達もコレは持っている人いなかったから、仲良く遊べたんだけどね。
…という流れで手にしましたっ! おわりっ!!
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