ワルキューレの冒険 時の鍵伝説(ファミリーコンピューター)
思い出
ワルキューレ…。この女神さまに恋い焦がれたプレイヤーは実に多いのは? と、私の固定概念から始める今回の紹介。様々な意味で話題を呼び、その続編や別ゲームなどでもちらほら登場するナムコ人気キャラの1人ですね。ちなみに私はサンドラも好きです。サンドラが好きというか、サンドラ御用達の三又の槍が好きですね。…まあ、それはゲーム中盤に気付いた事ですが。 さてこのゲーム、スタート前の星座を決定した時点で初期の能力が変化するといった、当時ではちょっと変わった始まり方をしていたのが今も印象的ですね。
星座を決定したら、次の瞬間、いきなりワールドマップに放り出されます。ランダムで敵は出現するが、始まりの段階でワルキューレさまは素手での応戦は必至。助けてくれる仲間もいなければ、お役立ちアイテムも無く、欲しいモノがあれば敵から強奪するのみというのがこのゲームの初期における絶対的なルールです。ヒント? 目的地? そんなモノ自分で探しなさい。神の子であるワルキューレさまは偉大過ぎるが故に恐れをなし、話しかけてくる人が居ないのです。つーか、そんな存在がありません。…そんな感じのゲームです。
敵はいつでもワルキューレさまを中心に東西南北に同時出現し、時と場所を選ばずいつでもピンチ状態からスタート。レベルアップは敵を倒す事で内部で経験値が上昇し、宿屋を探し当てそこで休む事で初めて条件が達成です。長くウロウロしていれば一気にレベル10アップなんて事も珍しくない驚異のシステム。あなたはレベル1でどこまで戦えますか?
残念ながらこのゲーム、最後までクリアした事はありません。船を拾って、大陸を移って、ピラミッドの鍵(サンドラの形?)を入手してピラミッドを攻略、…で、山ばかりの所でクジラを助け…あとは延々とウロウロ…。こんな迷子のような冒険を小学生の時に2回、中学生の時に1回、社会人になって1回…と、計4回ほどこの世界を彷徨った事になりますね、エッヘン。
まあ、調べればすぐに判るのでしょうが、基本的に好きなゲームほど自力で攻略したい性分でして、医者にも言われました。
「これは『基本的に好きなゲームほど自力で攻略したい症候群(コピペ)』ですね」と。
「バカ」に限りなく近い病気で、つける薬は当然存在しないとか。…あ、『バカに限りなく近い』で終わらせると、『もう少しでバカ』みたいですね。正確に伝えましょう。「バカ」を少々上回っています。そういった意味での『限りなく近い』という事です。
はなうたBGM
昔のゲームだけあって曲数こそは少ないものの、少ない曲数だからこそ脳裏に焼き付いていますね。ファンファーレというのでしょうか、レベルアップに合わせて流れるアレは特に印象強く、回復目的で宿屋に入った時に聞けば思わず「お?」とかよく声を上げましたね。[br] フィールドマップの音楽がほとんどですから、ダンジョンや毒状態の時の音楽もイメージに深いです。結局全部印象に残っているってことでしょうか。さすがは女神さまですね。ニンゲンの脳みそを簡単に操るようです。唯一観たエンディング
とある日、友人に誘われ遊びに行ったら、聞き覚えがある音楽が…。『あ、ワルキューレだ』とか思いつつ、友人の部屋の襖を開けると、その部屋に鎮座したTVモニターの中ではワルキューレが鍵穴に鍵をズブリッ!ジリリリリ…とけたたましく時が動き出す音が響き、感動のエンディング突入…!
以後、この友人宅ではワルキューレの冒険は『カセット入れ』と書かれた箱に封印される事になり、私も暫くの間、プレイを封印する事になった。
その後、衝動的にこのソフトを自力でクリアしたくなって再開してみるのだが、どうやらあの日がトラウマになっているようで、クジラ回収まで進むと『ジリリリリ…』と、あの音が蘇って…。映像が蘇って…。
はい、そういった過程でまだクリアしてません。