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戦国ブレードの感想・レビュー

彩京が90年代に開発した横シューティングゲームのスマホ移植「戦国ブレード」のプレイ雑感レビューです。面白いスマホゲームを探している場合の参考にしてください。

戦国ブレードとは

元は彩京が開発・販売し、1996年に稼動したの横シューティングゲームです。彩京はケイブやライジングと並んでシューティングゲームの歴史に名を刻んだ会社です。スマホ移植はしていませんが、前作タイトルとして「戦国エース」が1993年に稼動して存在します。一応、こちらはPS2に移植されていますので、気になる方はPS版をチェックしてみてください。韓国のメーカーmobirixによりスマホ向けに基本無料タイトルとしてリメイクされました。当サイトで紹介している縦シューティング、ストライカーズ(STRIKERS) 1945-2と同じ経緯です。

レビュー

雰囲気は原作のままらしい

戦国ブレードに関して私は当時プレイした事がないので、ネットの散漫的な情報を集めた結果ですが、当時プレイしていたプレイヤーがある程度満足できる雰囲気を残したままの移植度になっているようです。海外版をベースにしているため、露出表現の減少、キャラ名の変更、ボイスの削除などの変更があります。また、シナリオ部分が省略されています。シューティング部分はほぼ忠実に移植してあります。また、弾はオートで発射し、相対パッドの操作感は良好です。

鎖で覆われているキャラは課金で購入しますが、それ以外はほとんど自由にプレイできます。

中・高レベル向け難易度

難易度固定です。序盤からバシバシ弾が飛んできます。2週目でさらに難しくなりシューティングマニアも納得できる難易度です。逆にシューティング初心者はとっつきにくい部分です。一面すらクリアできない場合もあるでしょう。ただ、戦国ブレードはパタンゲーです。決して理不尽ではなく、何度もプレイすることでクリアできるバランスになっています。繰り返しプレイで上達しクリアできなかった面がクリアできた時の達成感は素晴らしいものです。

戦国時代の雰囲気とバラエティに富んだステージ構成

全ての敵キャラは戦国時代を模した雰囲気のドット絵です。細部まで作りこんでいて、ドット絵の質は今のゲームと比べても勝負できる上質な出来栄えです。戦国時代をテーマにした様々なドット絵が目を楽しませてくれます。彩京シューティングの特徴として短いステージ、密度の濃い時間が上げられます。同じステージで敵の登場パターンを少し変えただけの展開が延々と続くのではなく、風景グラフィックの変化、敵パターンの多彩さなどで飽きません。ボスもダメージ量などで変形したり攻撃パターンが変化ばかりか風景グラフィックが変わったりなど複数のパターンが用意されています。これらが合わさって一つの個性的な世界観となっています。

1面のボス戦。上は直後の状態で下は最終形態です。もう風景グラフィックが変わるほどの凝り様です。

泉谷雅樹氏が奏でる音楽

泉谷雅樹氏の音楽がそのまま移植されています。彩京の専用コンポーザーと言える程、彩京の様々なゲームで作曲を担当しています。彩京の知名度がそこまで高くないため、当時でもシューティングファンしか知らないような作曲家です。琴など戦国時代の雰囲気がしっかり伝わる音を駆使しながら曲を奏でています。

課金圧力の感じない基本無料

基本無料ですが、課金圧力はあまり感じません。広告無料型ゲームとして収益を上げているものと思えます。課金要素の1つ目は課金通貨で購入する自機の購入。初期から使えるキャラはこより、翔丸の2人で残り4人は課金通貨で購入するようになっています。ただ、ファンアイテム要素が強く購入しなくてもゲームプレイに影響ありません。他、パートナーの選択やコンティニューに必要なゲーム内通貨がありますが、こちらはゲーム内でコツコツと貯めれます。スタミナに該当するシステムがないため、好きな時間に好きなだけ楽しめます。

まとめ

横シューティングの名作が原作の雰囲気を残してプレイできます。日本戦国時代を模したシューティングは数が少なくそれだけでも貴重です。完成度が高いので、往年のファンが懐かしむだけでなく、上質なシューティングをプレイしたい人にお勧めのゲームです。(そもそも私がこのゲームの原作未プレイなので)

ゲーム情報

  • ジャンル:シューティング
  • メーカー:mobirix

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