犯罪組織の一員になって悪事を働くTPS+RTS「カルテルキング」のレビュー
犯罪組織の一員になって悪事を働くTPS+RTS「カルテルキング」の感想・レビューです。攻略やレビューをお探しの際にご利用ください。
カルテルキングの感想
銃乱射が気持ちいい
リアルではなくコメディ色の強い癖のあるキャラである事がカルテルキングの特徴の1つだ。TPS部分のサンプル画像から敬遠してしまうプレイヤーも出てきそうだが、この3枚目3Dキャラ達がTPS部分に違和感なく敵として現れる。リアルでない分、銃の音もエフェクトも派手だ。とにかく撃ちまくるのが気持ちいい。血なんて生臭いものもなく、犯罪組織のゲームなのにTPS部分はかなり健全的だ。勿論、適当に撃ちまくるだけでは絶対にクリアできず、例えば爆発物を狙って敵を打網したり、敵の攻撃を見極めてリロードする必要がある。なんか見た目がダサいのにゲームとしてはすごく楽しかったりする。特にリアル描写がダメでTPSを敬遠してたプレイヤーにはオススメかな。ちなみに街作り+TPSと書いたが、このゲームはTPSが主体で街部分はレベルアップするためのおまけだ。
ちなみにゲーム開始時はディグディグみたいにランダムに特殊効果があるカードが選ばれて気に入らなければ通貨を使ってシャッフルできる。
ブラックユーモアの効いたセリフにノックアウト
カルテルキングのゲーム性を一言で表すと戦闘部分が銃を撃つTPSの街作りゲームだ。いかに外見が変化しようとこのゲーム性は変わりない。でも、ミッション内容だったり、会話だったり、、建物を建てる時の製造だったりはてさてログインボーナスだったりが全てユーモアで埋め尽くされている。
現金の保持量を増やす建物は銀行ではなく闇銀行。そしてログインボーナスは偽札作りでプレイヤーは実際に偽札を作る。実際に作った札束が現金としてプレイヤーに入る。説明文や会話の言い回しがいちいち面白いのだ。ちなみに日本語は良好。
闇銀行に、襲うためのレストラン、建設できる建物がカオスなんだが
街作り部分はいわゆる組織の金を使って組織を拡大していく。街の土地を買い、買った土地でビルのオーナーになったりする。しかし、建物が世界観に合わせてかなり変。例えばレストランを建てる時の説明文「レストランからの直接収入はないが、レストランをゆすれば現金を獲得できる。」レストランから収入を得るのではなく、タップするとゆするモードになって脅して入手する。紙幣の最大量を増やすには銀行を建てる必要があるが、銀行ではなく「闇銀行」
▲街の画面。
装備品収集に着替え収集、無駄に変なやり込み要素で無駄に変な攻略を
特に着替え収集。プレイヤーの分身となる主人公のコーディができるのだが、初期のキャラ作り時にもあからさまなおっさんキャラしか作れない。このおっさんのコーディネートをするって誰得感が凄い。装備や着替えはミッションで略奪してくる事が主な入手手段
▲このおっさんをかっこよくしたいと思いますか?
コメディチックなギャングの世界観
上記ブラックユーモアからはじまり、いかにもB級ギャング映画に流れそうなBGMそして上記のようなミッション。適当なようで、しっかりと世界観が構築されている。このカルテルキング全体に漂う雰囲気は全体的に統一されており、他の会社が同じような系統のゲームを作ったとしても、このセンスはなかなか真似できるものではない。そしてコメディ以外に属性を付けると、スピード感がある事だ。TPSのゲーム部分もそうだが、ログインボーナスの偽造札束作成、街作り、会話全て疾走感があってテンポがいい。
たぶん、App Storeの画像で損をしてそうだけど、この独特な世界観とゲーム性の融合は他ゲームでもあまり見られない。
▲ログインボーナスが偽造した札束なんてゲームはカルテルキングが初めてだ。
ゲーム情報
- ジャンル:TPS+RTS
- 公式ページ:Cartel Kings
- デベロッパー:Mobile Gaming Studios