追加コンテンツの迷宮に行ってみました
本作にはオリジナル版だと存在しない、追憶の迷宮というものがあります。この迷宮はガラケー版にはあったようなのですが、私はガラケー版には触れていないので、今回ばかりは過去の経験も生かせず手探りしながらの紹介となります。さてこの迷宮、中に入ると4色の宝珠が置かれた広間に出ます。それぞれの宝珠に触れると奥へ向かう形となりますが、赤・紫・青・緑のどれから行くかでまず迷います。赤にはオリジナル版にいなかった職の『忍者』が、紫には『陰陽士』がいて、解答を間違えなければ仲間になります。緑では陣形が、青なら10000Gでドロップ率を上げたり経験値が増加する装備品を購入でき、これらも早めに入手するほうが効率はいいですね。
どの色の洞窟も、奥まで進めば破格の性能を持つ装備品が入手できます。最深部のボス龍を倒す必要はありません。
難易度はおよそ3段階に分かれている
奥へ進むほどに地形の色が暗い感じに変化し、明らかに色が変わった段階で出現する敵の強さがアップします。最初の段階ではゲーム開始直後に出たような敵ばかり出てくるので、はっきり言って戦う意味はありません。可能なら敵シンボルは避け、戦わなければいけない可能性も考えてレベルが低い種類の武器も装備し、武器レベルの底上げでもしながら進めば少しはイライラも治まるかもしれません(笑)また、別の見方をすると、逃げまくったおかげで自分たちは成長していないのに敵が強くてどうにもならない……という問題もここで解決できます。今後は陣形が崩されたら遠慮なく逃げてしまいましょう。
エントランスで流れる物悲しげな曲は、オリジナル版でも存在した曲です。ただし『名前をつけ男女から選んだ皇帝がLP0になった際、部下のインペリアルガードが己の命を犠牲にして皇帝を助ける』という、極めて限定的な条件のイベントにのみ使われるものだったため、幻の曲とも言われていました。こんなところにねじ込んできましたか~
各宝珠で拾えるアイテムをすべて回収し、ボス龍に挑む
最深部にいるボスの龍はそのどれもが、基本的に爪の通常攻撃と『ファングクラッシュ』という爪の打撃技を持っています。これは天の術を鍛えると出現する『ソードバリア』で無効化できるので、可能なら全員に覚えさせておくと爪攻撃のターンはボーナスターンになります。それ以外は各色ごとに特徴のある全体攻撃を持ち、使用頻度は高くないと思いますが即死級ダメージの『ふみつけ』や『ぶちかまし』といった打撃技も使います。運が悪ければ全体攻撃を2回も使われるので、陣形は敵の攻撃が終わるまで自動防御する『ムーフェンス』で耐えつつ反撃の作戦が、試した限りではもっとも安定しました。ほかにもあれば便利な術は多いですが、とりあえず最低限『ソードバリア』と『ムーフェンス』があれば、後は攻撃が貧弱でもなければいけると思います。
『ムーフェンス』の防御中に『ふみつけ』を受け、次に全体攻撃が来てもHPが0にならないくらいがボーダーライン。それに満たないようだと、もう少し強化してから挑んだほうがいいでしょう。
4つの記憶を集め、中央の宝珠を起動
この迷宮をクリアするには破・邪・滅・罪4つの記憶を集める必要があります。これらは各宝珠の龍を倒せば宝箱から取れるのですが、下の写真のように同じ記憶をいくつも入手することが可能です。ただ、記憶を複数持つことに意味はありませんけど、迷宮に出入りするごとに龍も復活するので、戦闘が安定するならいい稼ぎ相手になるでしょう。
紫宝珠の龍は『毒霧』を使うので面倒くささは4匹中でも断トツですが、通常の爪攻撃に加えて『地獄爪さっ法』などのソードバリア対象も多いので運がよければ安定しやすいです。
赤宝珠の龍は火の攻撃が多く、サラマンダー族や紫のダンジョンで入手できる『火神防御輪』を装備したキャラはノーダメージのことも多いです。無効化をしやすいという点では、4匹の中でもっとも安牌かもしれませんね。
緑宝珠の龍は電撃の攻撃が多いので、攻撃もしくは回復でキーとなるキャラには『ラバーソール』を装備させておくといいと思います。単に運が良かったのかもしれませんが、あまり大暴れする印象はない相手でした。
青宝珠の龍は氷の攻撃が多く、なにより『フリーズバリア』を使うこともあるのが問題です。これを使われた後に物理で殴れば800程度はダメージを受けるので、殴っても耐えられるキャラを最初に殴らせるか、最初に殴るキャラ以降の誰かにあらかじめ回復術を使わせておき、運悪くバリアを張られて倒れても即復活するようにしておくと確実です。この龍は物理攻撃が攻撃の主体、という方針のプレイヤーには最大の鬼門となることでしょう。
途中で拾える強力な武器には、合成術で開発できる優秀な術をWPで使用できるので、物理攻撃派のプレイヤーもこれらを活用していくといいでしょう。
5つ目の宝珠で進んだ先にいたものとは
「アリだー!」というオチが待っていました。ここのスタッフ、どんだけアリが好きなんでしょうか……と思う方も多いでしょうが、実は伏線があります。かつて撃破したなら再度あの女王アリと戦う機会があるのですが、その際に「かつて七英雄さえ恐れさせたあの姿を再び~」というようなことを言っているので、おそらくこれが「恐れさせた姿」なのでしょう。アリということで足払いでも食らわせるか……というのはさすがに通用せず、正攻法で戦わなければなりません。とはいえ『毒霧』が面倒なのと、使用頻度は高くないですが魅了される『フェロモン』以外は特別ダメージの大きい攻撃もなく、これなら龍のほうが強くないかという気がするプレイヤーもきっと多いはず。しかしこの敵の真に恐ろしいところは、戦闘直後に回復アイテムを使う暇すら与えられず第二戦に突入するところなのです。
「連戦とか聞いてないぞ!w」というのが初見時の感想でした。私の場合、後のことなど知らずに最強の攻撃力を持つ大剣持ちに『無明剣』『乱れ雪月花』などを乱発させたので、意外とあっさり第一戦は終わりましたが直後にこれですからね(笑)
連戦に備えた役割分担が必須!
今回は連戦となるため、第一戦はWPを使い切ってでも攻撃に専念させ、そのキャラは第二戦では術でフォローに回るといった役割分担をしておくのがいいでしょう。第二戦は『ソードバリア』で弾ける攻撃が多く、魅了という面倒な状態異常もないので第二戦のほうが楽だとは思われます。最強の攻撃力を持つメンバーは第一戦を早めに終わらせるべく全力で攻めるのがオススメですね。低消費で虫に対して特効のある『殺虫剣』が固有技のヴォーパルソード。武器自体の攻撃力も42と弱くはないため、保険として用意しておくのもいいでしょう。この武器はヤウダにあるワグナスの城にあるので、先に回収しておきたいところです。
勝利後は証を入手するも……
第二戦に勝利すると会話が始まり、最後に『クィーンの証』を入手できます。しかし宝箱などはなく、装備品の入手もなし。う~ん、なんだか苦労の甲斐がないなあというのが正直なところですね。しかも一度出て戻ってくると、龍と同じく復活しているところがありがたみを半減させているような気もします。「手に入れた・・・・」という表記からしてあんまりテンション高まらないですよね。まあいずれにしても、今のところはこれにて追憶の迷宮はコンプリートというところなんでしょうか。クリアすらできない、という結果にはならなかったので、とりあえずそのことには満足したいと思います。
さて、追加要素も終わったので次は七英雄との戦い(ラスト以外)について触れようかなと考えています。もっとも、明らかにこっちの連中のほうが強いんですけどね……
かつて「もう帰る」と言ったらご丁寧に地上まで送ってくれたワグナスさんにお礼参り。案の定、何の問題もなく撃破することに(笑)