大まかなゲームの流れ
ここではネタバレを極力避け、試行錯誤する楽しみをなるべく削がない範囲で、ゲームの進め方の解説を行います。より詳しい解説はページ下部のリンクからご覧下さい。
各種設定・選択
ゲームを起動するとタイトル画面の"Settings"から"Window"表示が選べるため必要に応じて切り替えましょう。
最初にプレイヤーのグラフィックを選びます。あまり種類が無いですが、将来は増えるとのこと。
デフォルトでそのグラのキャラ名のようなものが入っていますが味気ないので変更した
名前はゲーム内で主に看守などに呼び止められる時につかわれます。デフォルトで入ってますがこれも自由に決められるので好きな名前を付けましょう。
次に、数種類ある監獄を決めます。編集時点では4つのマップと2つの未実装マップがあります。最初の二つの難易度が簡単と説明されていますが、特に一つ目のマップは"VERY EASY"となっていて非常に簡単です。→マップ紹介
開発中であり項目だけ("COMING SOON"になっていて選べない)のマップが今のところ2つある
"Custom"のタブにおそらく開発版の初期の頃のマップじゃないかと思われるものがありますが、私は11月に購入したためこのあたりの経緯は不明です。
※この記事を書いている間にこの項目にマップがもう一つ増えました。すごいペースです
監獄が決まると囚人と看守の名前を入力する画面に移ります。"random"ボタンを押すと名前とグラフィックがランダムで変更されます。なるべく見分けやすいように何人もキャラグラが重複するのは避けた方がいいかもしれません。
監獄が変わるとこの画面の構成人数も変わる。グラフィックは9種類。画面のようになるべく被らないようにするといい
監獄の種類による違いは別のページにまとめるとして、ここでは大まかなゲームの流れを説明していきます。
ゲームスタート
いきなり刑務所内の独房からスタート。バックストーリーなどはなくいきなり始まります。開発中なのか、それともプレイヤーに解釈を委ねているのか……。
所長からのメッセージも来るがよくわからない
ゲームシステム:所持禁止アイテム
また記事を編集している間にキャンペーンが終了してしまったため、いまのところ説明の画像もありません。
ケーキを右クリックすると赤い名前のアイテムが。(実は2通目の手紙にそんなことが書いてあります)
右下に英語で説明がポップしますが、この赤い名前のアイテムが"所持禁止アイテム"です。いきなり所持禁止アイテムを掴まされるのは開発版ならではの初期ブーストなのでしょうか?
右も左も分からない状況では即没収されるのが関の山なのですが、開始時に必ずランダムでひとつ貰えるものなので、あまり気にしなくて大丈夫。
一日の始まり…
刑務所だからか、このゲームには曜日の感覚というものがありません。ただただ毎日同じスケジュール。ルーチンワークは永遠に続き、時間経過でプレイヤーが服役から解放されることはおそらく無いです。
朝8:00になると、監獄のどこからでも聞こえるけたたましいベル音と共に叩き起こされ、広場に集合させられます。ここから、あなたの囚人生活の始まりです。
操作方法
[F1]を押せと言われるもののやはり説明は英語のためここで操作方法を解説します。
[W][A][S][D]で移動は普通ですね。[Space]でマウスカーソルが緑⇔赤と切り替わります。カーソルが赤い状態で人を左クリックするとターゲット、その状態で接近することで相手を自動で殴ることが出来ます。なおプレイヤーが相手を正面に見ていないと攻撃してくれません。
看守を攻撃することも出来るがまず間違いなく返り討ちに遭う
マウス左クリックはアイテムの移動に利用します。何らかのインベントリを開いている場合はクリックで所持品の空いているマスにアイテムを移動することが出来ます。NPCに話しかけるのも左クリックです。通常はちょっとした吹き出しが出るだけですが、場合によってはクエストを受けられます。クエストについては後ほど。
マウス右クリックで様々なモノを持ち上げたり拾ったりすることが出来ます。また所持品からアイテムを右クリックでその場に置きます。囚人NPCや看守NPCの状態を見るのも右クリックですが、これも説明は後ほど。
Morning Rollcall (朝の点呼)
プレイヤーの周囲に黄色い三角が現れたら、集団行動の合図です。遅れると看守から注意され、看守の警戒度が上がります。刑務所内の時間はかなりの早さで経過するため、迅速に行動します。点呼中に列から離れて立っていたり、ましてや点呼中に別の場所にいると、同じく看守から注意が飛びます。
独房のすぐ隣なのにもう15分経過している。ゲーム内の1分は実時間の1秒以下と考えて良さそうだ
刑務所内の囚人達と3人の看守が広場に集まり、1時間の朝礼です。囚人の前に立っている看守たち3人は、名前を決めるときに先頭にいた看守3人となり、この看守は集団行動の際、固定で囚人達を見張ることになります。残りの看守はかならず見回りを続けます。病院のスタッフもこの時間に出勤します。
画面(UI)の見かた
ここでひとまず画面の見かたの説明をします。
画面左上に表示されている情報は、上から緑色の文字が"所持金"、ピンク色の文字が"体力"、青色の文字が看守からの"警戒度"、そして黄色の文字が"疲労度"です。
"所持金"は、服役中の囚人であるプレイヤー達になぜか現金の所持が許されているため、施設から与えられた仕事を達成することで、仕事の種類に応じて一定の日当が得られる他、囚人同士の物の売買や依頼の報酬に利用されています。それ以外での用途は、いまのところ無さそうです。これでは囚人内にお金が入る一方で出て行くところが無く、デフレが起こりそうなものなのですが……その辺はゲームということなのでしょう。
"体力"はそのままの意味です。トレーニングで最大値を50まで鍛えられる他、ダメージを受けると減少し、0になると病院送りとなります。病院送りになるか、時間経過で回復します。病院送りについての説明は後ほど。
"警戒度"はあくまでプレイヤーに対しての看守の警戒度となります。囚人NPCに対しての警戒度ではありません。最大は99%で時間経過で減少します。これが高い数値になると積極的に看守がプレイヤーを攻撃してきて、終いにはライフルで撃たれて病院送りとなります。
"疲労度"は疲労を伴う行動によって増え、時間経過で微量に減少します。ベッドなどの特定の場所で休憩すると通常より多く疲労度を回復できます。なお、ベッドで朝まで寝ると強制的に20%となります。100%を超えると疲労を伴う行動が取れなくなりますが、それ以外にペナルティはありません。
疲労を通常より多く回復している最中は雷のマークが頭上に出現する
画面左下には時間などが表示されています。左から"現在の時間"、"現在のPeriod(時間割)"、プレイを開始してからの"経過日数"となっています。
監獄ごとにスケジュールが異なるため、時間割の表現にも多少の差がある
Breakfast (朝食)
点呼終了と共に、点呼開始の時と同じベルが鳴り、集団で食堂に向かわされます。移動中に囚人同士のいざこざが発生したりしますが、この後も常に起こる「刑務所内の日常風景」なので放っておきましょう。
もたもたしていると、25分経過ぐらいを境に看守がプレイヤーを注意するようになります。急いでも十数分掛かる場所に移動するため、操作に手間取っているとすぐ看守からの注意が飛びます。
カウンターから食事を取り、着席します。食事を手に持って着席した状態では、疲労度の回復が早く、この状態はベッドに横になったときや、シャワーよりも回復効率がいいことを覚えておきましょう。なお、食事を持たなくても、また席に着かなくても看守には怒られません。
食事の横にはプレイヤーが実際に食事で使うわけでは無いものの、プラスティック製のフォークなどの入ったインベントリーがあります。
昼食中もたいがい囚人同志のいざこざが起きます。この後も囚人同士がすれ違う、または接近するだけでも、よく暴力事件が発生しますが、以降は省略していきます。
日常風景すぎて看守以外気にとめない
なおトレーを持ったまま机に向かってキーを長押しすると机に乗ってしまい、見張りの看守から一斉に注意が飛びます。最初の頃は誤操作しやすいため注意した方がよいでしょう。
囚人NPCの見かた
朝食の時間を利用して囚人NPCの見かたを説明します。
このように囚人の頭上に2種類のマークがついています。
左の緑のびっくりマークはそのNPCから"クエスト"が受けられることを表しています。このようなマークを常に3人が所持していて、左クリックで話しかけることでクエストを受けるかどうかの選択肢が現れます。
Hank「俺に"die(サイコロ)"を見つけてくれたら買ってやるぜ」
右の黄色いマークは囚人メニューの"Buy"タブから商品を購入できる状態を表しています。囚人メニューから先に説明していきます。
囚人を右クリックするとこのように囚人メニューが開きます。ここで囚人の各種ステータスや装備品、就いている刑務所内の仕事が確認できます。
何故かフォークを装備していたり、枕を装備している囚人もいるが、あくまで武器として所持しているようだ
"Give"タブで金やアイテムを手渡します。囚人にアイテムを渡すようなクエストの達成もここからです。メニュー上部に名前が書いてあるのでしっかり確認してから渡しましょう。
Hankに"die"を渡すのもここから。貴重なアイテムをつい別人に渡してしまうのは、The Escapistsのあるあるだ
そして肝心の"Buy"タブ。ゲーム開始時点ではほとんど何も購入できませんが、$10前後から高くて$80程度の値段で、"ライター"などの生活必需品から"看守服"などの明らかな所持禁止品まで様々なものを提供してくれます。
最初は高いものが多く感じますが、お金の使いどころがここ以外無かったり、たくさん必要なアイテムは種類が限られていたりするので、結果的にそこまで入手難度は高くはありません。
"カミソリの刃"は明らかに刃物ではあるが、日用品のためか所持禁止アイテムでは無い
序盤に所持禁止アイテムを無計画に購入すると、その隠し場所に困るハメになりますが、多くのアイテムは囚人NPC経由以外で入手不可のアイテムとなっているので、後々「買い溜めしとけば良かった……」と誰もが思うであろうアイテムが序盤から平気で並んでいます。
物にはだいたいの相場があるようです。例えば"バールのようなもの"なら$70前後。たまたま画面内にありますが、今はかなり安めで$57となっています。
囚人NPCにマウスオーバーすると、囚人の名前が表示されます。
ステータス画面で数値も確認できますが、この時に表示されている色がプレイヤーとの好感度(Opinion)の目安となっていて、緑になればなるほど友好的、赤になればなるほど敵対的となります。
敵対的となると、敵対囚人NPCと接近するだけ、NPC同士のいざこざと全く同じで殴りかかって来ます。
ゲームシステム:病院送り
囚人から殴られた場合、多くの場合は看守に止められますが、看守の近くでないと一方的に殴られます。こちらが殴り返しても殴り返さなくても、相手はこちらが病院送りになるまで殴り続けます。序盤は体力が少なく、数発で病院送りになってしまうでしょう。
説明画像の撮影中にちょっとした事故で意図せず病院送りとなったシーン
病院送りとなった時点で、装備している武器を含め所持禁止アイテムは全て没収となります。ただ、おおよその危険物は所持していても没収されるだけで、それ以外のお咎めはありません。また治療費を所持金から少額取られます。
囚人に殴り返したり、そもそもこちらから殴ったりするのを看守に見られると、相手囚人だけでなく看守からも攻撃を受けます。この場合も多くは病院送りになります。
看守の警戒度が高いときも防御&回避不可能のライフル攻撃を受けてほぼ確実に病院送りになります。この場合も基本的にはお咎めが無いばかりか、警戒度が最低値に下がります。
Free period (自由時間)
監獄によって一日のスケジュールには大きな差がありますが、朝食後~就寝前の点呼までの間に1度は自由時間が設けられています。
"VERY EASY"では朝食直後に自由時間がある
本棚やパソコンを調べることでINT(Intelligence)が上がります。読書はスケジュール内に組み込まれていないものの、ゲーム内で要求されるので、この時間に上げておきましょう。
"VERY EASY"では"Hi-Speed Internet"、"EASY"では図書館の本棚だ
また、点呼時には紫色の鍵で閉ざされている"エントランスゲート"も解放されていて、敷地内(建物の外)を自由に歩き回れます。序盤はこの時間で施設内になにがあるかを把握した方がよいでしょう。赤や橙の鍵で閉ざされている場所なども多いですが、近寄ればその先に何があるか分かります。
Work/Leisure period (就労時間/自由時間)
刑務所では1日に1度か2度の就労時間があります。施設内で仕事に就いていると、この時間にも頭上に黄色いマークが付き、行き先を強制されます。
ゲームを開始した初日は、「Laundry Work」などと仕事名が表示され、わかりやすくなっている
意外と遠い場所だったりしますが、少しでも現場に遅れて看守に注意されるようになると、この時間は固定看守がおらず、看守総出で見回りを行っているため連続で看守とすれ違い、あっという間に警戒度が上がってしまいます。
撮影に気を取られていたら看守に病院送りにされ、到着したときには1時間掛かっていた
この時間のみ緑色の鍵の掛かったゲートの一部が通行できるようになります。自分の仕事と無関係なゲートは同じ色の鍵であっても通行できません。
また持ち物検査が行われることが多く、所持禁止アイテムはいったん引き出しに預けてから立ち寄りましょう。(時間が来てからでは独房に帰っている時間が無いため、予め持ち歩かない方がいい)
仕事場に着くと、その仕事で使うアイテムが用意されているので、それを拾い、アイテムを運んだり、そのアイテムを使用して何かを片付けたりしていきます。
時間内に"Job Quots"を最大にし、効果音が鳴ったら成功です。成功と同時に日当が所持金に入ります。残りの時間は、時間内であってももう看守に見とがめられないため、自由時間となります。
"VERY EASY"では3時間も猶予があるため、1時間遅れでも難なく達成
逆に時間内に"Job Quots"が達成できなかった場合は、その場で解雇となり職を失います。
達成できないと一発で即時解雇、所長からのお祈りメールがが届く
刑務所内の仕事は人気で、すぐ他人に就かれてしまいなかなか空かないため、すぐに雇用条件を整えて再度"ジョブボード"から仕事に就きましょう。
施設内の歩き方
このゲームは見下ろし視点で施設の壁を貫通して見渡せますので、囚人が普段通る場所以外もプレイヤー視点で観察できます。
ただし赤や橙の鍵が各所に掛けられていて、時間で解放される紫色の鍵のエントランスゲートや黄色い鍵のついた独房の扉、そして就労時にプレイヤーが仕事に就いていると通れる一部の緑色の鍵のゲートを除き、実は侵入できない場所も多いです。
看守の宿直室もあるが赤い鍵付きの扉がプレイヤーの行く手を阻む
就労時間では少しだけ行動範囲が広がることもあるので、その隙に施設内を見て回るのもいいかもしれません。
ただし、緑色の丸い印の付いたこのゲートには注意しましょう。
緑色のランプの付いた持ち物検査ゲートをイメージしているのだろう
このゲートは所持禁止アイテムを検出する物で、持ち込み持ち出しどちらにも反応します。素材によらずアイテム名が赤文字のアイテムは全て対象です。
うっかり購入した所持禁止アイテムを携帯してゲートを通ってしまった場合、一回でほぼ確実に看守の警戒度が最大になり、ライフルで撃たれて病院送りとなります。
あまりに一瞬の出来事なので、ゲーム序盤は何が起こったかよく分からないまま場所だけワープしたように感じることでしょう。もちろん所持禁止アイテムは没収です。
マップ内に宝箱のような物が点在していますが、これはセーブデータ間共有のようで、一度開けてセーブしまうと次回のプレイでは宝箱自体がありませんでした。
Lunch (昼食)
待遇のいい監獄は昼食がありますが、ほとんどの監獄は一日2食です。代わりに午前午後で就労時間があったりします。
"VERY EASY"では朝食→朝の自由時間→昼食→就労時間という時間割だ
昼食後の自由時間や、就労を早めに終わらせた後の自由時間に、クエストを確認し消化するのもいいでしょう。
またプレイヤーのステータスを確認し、足りない部分を訓練するのも立派な脱出の下準備です。
Exercise Period (運動時間)
囚人は体調も徹底管理されているため、運動も強制されます。食事と同じように集団でジムのような場所に集められ、そこで運動を行うことになります。このあたりはゲームの限界なのか、刑務所内のランニングではなくて室内の定点運動となっています。
何故か必ず人気のランニングマシン
半分ずつウェイターとランニングマシン、あるいは腕立て伏せマットと歩行マットのように分かれていて、それぞれプレイヤーのSTRとSPDを鍛えることが出来ます。食事と同じでマシンやマットに着かなくても、あるいは着くだけで運動しなくても看守には怒られません。
食事の時間も同じですが、囚人が綺麗に整列しているため、クエストの確認や商品の確認が容易です。食事中や運動中は、点呼やシャワータイムと違って囚人NPC同士が重なりにくいのも特徴で、この時間に希望のアイテムを持参することで効率よくクエストの達成が行えます。
メニューの見かた
右のメニューにはプレイヤーのステータス表示、クラフティングノート兼クエストノート表示、クラフティング画面表示、そしてロードのアイコンがあります。
ステータスはプレイヤーのSTRとSPD、INTがグラフで確認できます。マウスオーバーすると「10/100」のように正確な数値が読み取れます。ここは囚人NPCや看守NPCを右クリックした場合と同じですね。
STRは体力、INTは就労条件等に関わってくるため、高いに越したことはありません。SPDに関してはいまのところゲームに影響する効果が決まっていないようで、SPDは上げなくてもクリア可能です。
クラフティングノート兼クエストノートは、開くと右側のタブで切り替えることが出来ます。
クエストは最大5つまで同時にクエストを受けることができ、ノートで個別に破棄が出来ます。クエスト内容の要点だけがノートに書かれますので、クエストの内容がよく分からないときはとりあえず受けみるといいかもしれません。
クエスト受注文が長いものでも、ノートでは簡潔にまとまっている
クラフティングノートは、ゲーム内でみつけたレシピがセーブデータ間共有で記録されていきます。レシピの記録は、専用アイテムを使用するか、自力で組み合わせを発見することで行えます。
ロードは「前回、"寝て"目覚めた」ところまで時間を巻き戻ります。なので初日は利用できません。
また基本的に地面などに置いてあるものセーブされていますが、一部には保存されない情報も現時点ではあるようです。特にクエストアイコン、"Buy"アイコンの出現状態は保存されず、ロード直後はクエストが出ていない状態となるので少し注意です。ロードすることで変わってしまうランダム要素もあるため、出来ればロードせずにクリアしたいですね。
Shower Block & Evening Meal (シャワータイム&夕食)
このあたりのスケジュールも監獄ごとの待遇によってバラバラです。ただしシャワータイムはおおむねその日のスケジュールの終盤にあるように思われます。また点呼直前に自由時間がある監獄もあります。
シャワーを浴びると疲労が中程度の速度で回復しますが、食堂と違って常時開放されていて、効果も常時変わりませんので自発的に疲労回復に利用しましょう。
このように疲労回復中は頭上に雷のマークが表示される
シャワータイム直前に必ずしも疲労度の溜まる行動を取っているとは限らないため、疲労度が溜まっていないと無駄な時間を過ごすことになりますが、あくまでここは刑務所内。集団行動厳守なので、サボるともちろん看守の警戒度が大幅に上昇してしまいます。
監獄によってはシャワーの直後に食事が組まれている場合もあり、疲労度で考えると丸々時間が無駄になります。ただし、食事や運動とおなじく囚人が一カ所に集まっていて、ゆっくりクエスト確認やアイテム購入が出来る時間でもあるので、時間を有効に使いましょう。
Evenning Rollcall (夜の点呼)
紫色の鍵の着いたエントランスゲートがこの時間になると強制的に施錠され、点呼が始まります。外からなら入れる、という甘い話しはなく、きっちり閉め出されるので時間前には十分注意して下さい。
朝と同様に、点呼中に広場に整列させられ時間的に拘束されます。プレイヤーが列から大きく離れていたり、そもそも別の場所にいたりすると看守に注意され、警戒度が上がります。
点呼が終わると朝とは逆に囚人が独房(監獄によっては複数人で入る"監房"の場合もあるがどちらも同じ"cell"と呼ばれている)にそれぞれ帰り、全員が独房に入り次第、即施錠されます。
もし仮に朝や夜の点呼を無視すると、看守の警戒度が最大になるだけでなく、"Lockdown"という厳重警戒状態となり、囚人全員が独房に閉じ込められて施錠されます。厳重警戒状態になったときから約90秒の秒読みが行われ、それまでにプレイヤーが看守に発見され、病院送り(この場合に限り病院ではなく独房に送られる)にならなければさらに『最悪の事態』となります。
この画面は点呼を独房内で無視し、故意にその状態を発生させたものだ
Lights Out (消灯)
消灯後は独房内で起きていても、机を持ち上げたり机に乗ったりなどの日中でも注意を受けるような奇行に出ない限りは、看守から注意は受けません。ただし定期的に独房前を看守が巡回するため、脱出のために独房で何かをするのも易々とはできません。
眠れず朝まで悶々と時間をつぶすのもいいですが、就寝時間にベッドに横になると朝までスキップしセーブが可能です。朝まで時間をつぶしてしまった場合はセーブされません。一度でもセーブをすると、画面右下のアイコンからロードをしてやり直すことが可能になります。
徹夜が続くと思わぬロールバックにあうので、ほどほどに寝てこまめなセーブを行おう
またこの時間には、看守が突然プレイヤーの独房に入って見回ることもあります。この時に独房に異常があると『最悪の事態』となります。
ゲームシステム:懲罰房送り
日中に施設内を見て回ったときに、使っていない狭い独房があったら、それが"懲罰房"です。
プレイヤーが看守に殴られ、またはライフルで狙撃され、病院送りになるような事態より、もっと悪い『最悪の事態』を引き起こした場合、重々しい効果音と共に刑務所長の手紙が表示され、その瞬間に"懲罰房送り"となります。
厳重警戒後、プレイヤーが発見されなかった場合に表示されるメッセージ。なにやらおおごとになってしまったようだ
懲罰房送りになる細かな条件はネタバレ情報に記載しますが、上で少し触れたように『点呼にいないで厳重警戒の事態を招き、さらに看守から懲罰も受けなかった』場合や『独房に何らかの異常があった』ときなど、懲罰房に入れられる要因は脱出経路同様に多様なパターンがあります。もちろん看守を殴り倒しても場合によっては懲罰房送りになります。
懲罰房送りとなる理由ごとに所長からの手紙が異なるため、英語に自信があれば何が原因で懲罰房送りになったかはわかります。手紙が表示されている間は時間が止まるので、WEB翻訳に英文を突っ込んでもいいかもしれません。
懲罰房送りになると自動的に数日経過し、その間に刑務所内の脱出工作を全てチェックされ、いかなる理由で懲罰房送りになったとしても、プレイヤーが隠したアイテムは全没収、監獄は全て初期状態と同然に修復されます。脱出計画の全ては水の泡。プレイヤーに残るのはお金とクラフティングノートの記録だけです。十分に注意しましょう。
一日が終わり…
囚人生活は如何でしたか? 監獄の種類によっては特に自由時間がかなり限られていますが、自由な時間の多い監獄であっても集団行動は意外と多く、最初の間は何も出来ずに一日が終わることでしょう。
しかし、ここまでで説明したのはあくまで模範的な行動を取る場合のお話。看守に注意されても警戒度は時間経過で下がりますので、大幅に警戒度を上げるような行動を避ければ、自由な時間はいくらでも作れます。
シャワーで手薄となった時間に他人の独房に侵入し看守から注意を受けるプレイヤー
NPCはみな(暴力事件はよく起こすものの)模範囚で脱獄とは無縁の存在なので、プレイヤーは脱獄を考える以上、彼らと行動を共にする必要はまったなく、むしろ彼らを横目に脱出計画の下準備を行う必要があるのです。
朝の点呼時、白昼堂々脱出しようとしてライフルで撃たれるプレイヤー(この後病院送り)
脱出成功の暁にはスコアが表示されます。思いの外、ごく普通の感覚で脱獄出来てしまうので、まずは簡単な脱出経路から試してみるのもいいかもしれません。