攻略記事

奇々怪界(アーケード)

毎度の訪問、ありがとうございます!

このたび『はなうたBGM』の引っ越しをする事になりましたので、下記の興味のある方は下記のURLからどうぞ。

//sueism777.com/memories-retro-game/sincere-thanks/

なお、行き先では『思い出のレトロゲーム』というタイトルになります。

再稼働を開始したばかりなので空白だらけですが、どーにかこーにか頑張ります。

なお、上記URLの本テーマはゲームとは異なり、『思い出のレトロゲーム』はそのテーマの中に存在する一つのカテゴリという扱いですので混同ないよう願います。

思い出

 船ごとさらわれた七福神を助けるために巫女さんが幣(ぬき)と札(ふだ)で妖怪たちを倒していくアクションゲームですね。幣(ぬき)とは早い話が『お祓い棒』でして、札(ふだ)は説明不要かもしれませんが『おふだ』と表現した方がピンと来るかもですね。
 巫女さんの名前は確か小夜(さよ)さんと言い、まぁ、グラフィックから考えるに『さよちゃん』と呼んであげた方が彼女も喜んでくれそうな雰囲気がありますね。
 さて、このさよちゃんは広大とも言える神社内をたった一人で勇猛果敢に妖怪たちに挑む訳ですが、その妖怪もまた可愛らしい見た目になっているのが非常に印象的で、私の場合は『ゲームをクリアする』といった目的でプレイしていたというよりも『キャラを見る』目的でプレイしていたと言って過言じゃありませんね。そのくらいにいちいちキャラが可愛らしく、でも本気でさよちゃんを潰しに来る訳で、やられちゃったさよちゃんも『くたばる』というよりは『あ~あ、負けちゃった』みたいな雰囲気…。まあ、一部に例外はありますが。
 本気でアクション性が高く、本気で可愛らしく、加えて本気でBGMがマッチしているゲーム。それがこの『奇々怪界』ですね。でも、難易度を表現すればそこそこの鬼…。私は一度も全面クリアした事がありません。当時はコンティニューとは無縁の時代。完全クリアにはそれ相応の根気と100円玉が必要だったのではないでしょうか?
 ちなみにザコのおばけには至高の可愛らしさがあると私は思います。また、突如出てくるろくろ首と猛突進してくる墓は本気で焦ります。

 負けちゃったの図。カラスが鳴くからか~えろ。

はなうたBGM

 オリジナルなのか童謡のアレンジなのか判りませんが、なんだか聞き覚えがあるような懐かしさを感じさせる曲ですね。このBGMがこれまたゲーム全般の雰囲気を盛り上げており、少なくとも私が到達できる最高ステージ(幾つかは忘れました)まで同じ曲を通していましたが、全く飽きない曲ですね。
 BGMはメイン→ボス→クリア→メイン…をひたすら繰り返しているのですが、判っていてもやっぱり飽きない不思議な曲です。
 もちろん、私の脳内再生はメインBGMなのですが、プレイ回数もそこそこあったためか、それなりのメインBGMの時間が出現すればきちんとボス戦BGMも再生されちゃいます。そしてクリア…! でも肝心の七福神はBGMと一緒に出てきてくれないんですよね。私がビンボーなのはこの辺が原因なのでしょうか?
 あ、そうそう、ネームエントリーBGMもなかなか味があっていいですよ。

イメージを上回るドット

 通常、どんな物事にもプロジェクトのスタート前段取りとして必要になるものは『イメージ』ですよね。タイトルも不明、用途も不明、形も味もなぁ~んにも決まっていないけど、取り敢えずスタートするか。…ってな話には現実的に無茶であり、まずプロジェクトではありません。
 ゲームも然り。どんなものが今の流行りであって、それに続いてヒットしそうか。また、流行りを無視して空前の話題をかっさらうにはどんなものがユーザーの心を掴むのか? ジャンルは? 舞台は? 内容は? キャラは? ステージ構成は? 色々とあるものです。
 イメージは誰に頭にだって思い浮かばせることは可能ですが、それを会話や説明で伝える事はまず無理でしょう。なにせ形がありません。
 そこで手っ取り早いイメージ模索の第一歩がイラストだと思うのです。個人的に。イメージイラストってやつですね。初めは落書き同然のイラストから始まり、徐々に必要そうなパーツを組み合わせ、なんとなく形が見えてきたら本格的に担当が描いてみたり、専門家に依頼したり…。まあ、この段階で新作ゲームプロジェクトはだいぶ進んでいるのでしょうがね。

 …で、まぁ、ここでの話はそんなものじゃなくて、全然関係ないんです(じゃあ今までの話は何だったんだYO!)。
 私、このゲームで他にはない魅力がある事に気付いてたんですよね。とても昔から…。
 ほら、先述の話の一角ですけど、イメージイラストってあるじゃないですか。『キャラクタ』が存在するゲームタイトルだと、絶対といっても良い程にイメージキャラクタが存在するわけじゃないですか。当時のドットプログラムでは技術的に限界幅が狭く、また、容量の関係も考慮すれば深く、細かく、大きく、キャラクタを描く事はなかなか難しかった筈なんですよね。制作時間も今現在の比較じゃなさそうだし、そもそもコンピューターを扱える人物だって今ほど多くなかった筈なんですよね。
 まぁくどくど文章を連ねるのも自分で飽きてしまうので手短に言いますが、イメージイラストを上回るゲームキャラ(プレイヤーを中心とした全キャラ)って存在しないんですよね。ほとんどの場合。
 まあ、そりゃ小さなツブツブ四角の寄せ集めでキャラを表現するわけで、しかも決められた配色で表現するわけで、タテヨコ何マスの中で表現するわけで…。無限の曲線、無限の配色、無限のキャンバス…は無理でしょうが、とにかく『同じキャラ』を表現するにしても土俵が違い過ぎるのですよね。そんな理由でイメージイラストを鵜呑みにして中身を見れば、似ても似つかぬ妙なキャラ…? という事も正直数多くありましたよ。

 でも、この奇々怪界のキャラクタ…、残念ながら私はこのタイトルのイメージイラストを見た事が無く、何とか知り得ているのがPCエンジン版やディスクシステム版のイラストなのですが、このゲームのキャラクタってそれらイメージイラストを上回っている気がするんですよね。なんて言えば良いのやら、テレビアニメや映画みたいな感じで『その世界』に簡単に入り込めるんですよ。世界観の表現が上手いというか…、うーん、表現力がもっと欲しい…。
 有り体な表現をすれば、キャラも世界観もきちんと生きている…みたいな? 当然、ゲームはゲームなのですが、それだけでは済まされない躍動感が存在する事は確かですね。だから、ドット絵でありながら、きちんと『ドットによるキャラクタ』と理解していながら、そんな現実を無視できるリアル感を持った目線で画面の中の世界を見る事が出来るんですよ。……あ~、自分で何言ってるんだか判らなくなってきた…。
 そっけなくまとめますね。
『このゲーム、イラスト見てるより画面の中のキャラ見ている方がそれらしいわ』
 …以上!

 そうそう、奇々怪界以外にもイメージイラストを越える、または越えないにしても同等のキャラが存在しますよ。『PC原人』の原人です…☆


 そうそう、はみ出しコラムじゃありませんが、 タイトルの『キキカイカイ』は漢字で『奇々怪々』ではありませんよ。『奇々怪界』なんですよ。私も今回初めて知りました…。

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