攻略記事

シード(プレイステーション2)

毎度の訪問、ありがとうございます!

このたび『はなうたBGM』の引っ越しをする事になりましたので、下記の興味のある方は下記のURLからどうぞ。

//sueism777.com/memories-retro-game/sincere-thanks/

なお、行き先では『思い出のレトロゲーム』というタイトルになります。

再稼働を開始したばかりなので空白だらけですが、どーにかこーにか頑張ります。

なお、上記URLの本テーマはゲームとは異なり、『思い出のレトロゲーム』はそのテーマの中に存在する一つのカテゴリという扱いですので混同ないよう願います。

思い出

 思い出の前に…、まぁ、マイナーなタイトルとは当時から薄々気付いていましたが、画像が見付からない見付からない。あんまりにもガンダムシードさんが有名なものですからこちらのタイトルに関するものが本当に数える程度でした。小さな画像ばかりでごめんなさい。

 さて、このシード。出所はパソコン界ですかね? なんだか当時にしては妙に凝ったそれぞれのステータスやグラフィックがそう思えてならないのですが、私はプレイステーション2の情報誌で見つけ出しました。

 このタイトルの最大の面白さは戦艦造り…ですかね。
 まぁ戦艦造りと言ってそのまま流せば1から形を作るものだと誤解を受けるので細かく説明しますが、『型』となる戦艦はあらかじめ決められています。
 それぞれの選管にはたくさんのパーツを配置可能な場所が戦艦の内外に存在し、そこに砲台や燃料タンク、ミサイルや反重力ユニット等を配置する事で同じ外見でも全く能力の異なる好みの戦艦を完成させ、実戦に投入するというものです。
 尚、敵との戦闘は自分が操作するのではなく、予めそれぞれの戦艦に行動方針を決定させておく事でその内容が戦闘時に反映します。敵も同じように行動方針に基づいて攻撃してくるため、裏を突けばそれだけ有利になり、反対の局面だと一気に劣勢化します。
 特に始めて間もない頃は対戦艦をイメージした武装と行動方針になるため要塞や艦載機にめっぽう弱く、コツを覚えるまでにそこそこ時間を必要としましたね。武装は強力でもオーバーヒートでレーザーが撃てなかったり、ミサイル砲は数多くともミサイルそのものが少なくてすぐに弾切れを起こしたり、浮遊力不足で上方から弾薬の雨を降らされたりと…。
 でも、こうして辛いイメージの思い出を連ねていても、なんだか飽きなかったんですよね。当時のゲームとしてはある意味珍しい全面クリア後の特典なし(!)でしたが、それでも何周もしましたよ。せめて登場キャラクターくらいは2周目以降全員使えれば良かったのですがね。
 登場キャラクターと言えば、やっぱりグラフィックなどは凝っている印象が強いのですが、個々のキャラクターの物語性が非常に薄く感じられ、そこは残念でした。これなら無理に物語性を意識しないで純粋に『そういったゲーム』と割り切った方が同じキャラクターでも愛情レベルはズンドコ上昇したでしょうね。
 攻略マップの生産性上昇時の無防備状態や墜落戦艦からの残骸回収、敵との対峙時、その向きによって大幅に変化してしまう有劣性など、様々な意味で『戦場』だったのですから、まとまらないストーリーを強引に完結付けるのであれば、本当にシンプルでよかったんですよ。…きっと。
 とまあ、辛口ですが、私個人はそれだけ気に入ってたんですよ。このタイトル。
 どれだけ気に入っているか教えましょうか? 会社の個人ファイル名を『SEED』とするくらいですよ。

 何も装着していない状態の戦艦の一例。


 …で、判りますかね? 幾つかの砲台が武装された状態の戦艦ですね。あー、もっと画像が欲しかった…。
 ちなみにカラーリングも好みで行えます。同じようなカラーで能力が異なる戦艦を操作するのは非常にややこしいので自分に合った着色で出向くと攻略し易いでしょう。
 ちなみに私のカラーリングは…。
赤…レーザー艦
黒…爆撃艦
黄…補給・陽動・工作・レーダー
緑…残骸回収・輸送
青…ミサイル艦
 とかなんとか。もっとあった気がしたけど忘れましたね。

はなうたBGM

 このタイトル、私の所有していたPS2との相性が悪かったのか、それともバグだったのか、そういった仕様だったのかは判りませんが、ほとんどの場面でBGMを聞く事が出来なかったのですよね。
 一部の場面でのBGMは確認できたのですが、大半はいつものボリュームだと何も聞こえず、テレビボリュームを最大にして『んン…聞こえる…かなぁ???』って感じだったのです。全体的に落ち着いた曲というのは印象にあるのですが、いかんせん聞き取れない、またはまったくの無音と表現してもいい感じであって、残念ながら曲に関する思い入れはあまりありません。
 でもまぁ、それでも複数回全面制覇したわけですから、ゲーム性の程は私にマッチしたのでしょうね(他人事?)。

爆裂起床!

 先に記したとおり、このタイトルのマスターボリュームは凄まじいまでに低く、生半可なボリュームではなかなか『音』を感じる事は出来ません(SEは聞こえます)。数少ないきちんと聞こえる曲ですらボリュームを異常に上げる必要があり、曲を楽しむためには最大ボリュームになる事必至です(私の所持していたディスクの場合?)。それでも聞こえないものは聞こえませんが…。
 そんなシードのBGMと格闘するかのように、私はテレビボリュームに留まらず、普段なら見向きもしないイヤホンなども引っ張り出す始末。それでも『音』は判っても『曲』は判りませんでした。
 今回のお話はそんな愛しいBGMとの巡り会える訳もなかった巡り会いを求めていた頃の悲劇です。勘が鋭い人ならタイトルでお分かりでしょうね。
 

 当時、私がお気に入りだったのはここでのタイトル『シード』の他に、パズルゲームの『ミスタードリラー』にハマっていました。
『ミスタードリラー』についても思い出が多く、後にお話ししたいと考えておりますので大部分をここでは割愛させて頂きますが、あのゲームのマスターボリュームは『シード』と相反して大きいのですよね。
 普通のボリュームでテレビ番組を見ていて、さてゲームするかとミスタードリラーをセットした場合、まず初めにするのがボリューム下げです。独り言で『うるさっ!?』とかいう場合だってあったほどでした。とにかく賑やかなんですね。BGMだって素晴らしい。
 そんな賑やかを通り越してうるさいBGMを持つミスタードリラーさんには『ゲーム』の他にもう一つ、私の生活に付き合ってもらっていました。その内容とは『目覚まし機能代わり』。
 恥ずかしながら、私、昔っから朝が苦手なんですよね。今でこそどーにかこーにか起きられ…、いや、油断すると寝過ごすな…。ま、まぁ、とにかく苦手なんですよ。朝8時出社の会社を11:30頃に出社し、初めこそは恥ずかしい思いしていましたが、そのうち上司なんかも呆れてしまったのか、それとも変に納得したのか、『今日は早いな(10:30)』とか、事務員さんには『おはよー! お弁当頼んどいたよ』とか、とりあえず出社はするという理解はされていたようで、マンガの世界のような毎日を送っていました。たまに早起き(普通)に成功して朝礼なんかに並んでいると、それだけで騒ぎになるんですね…。
 でもまぁ、そんな自分を納得していたわけではありませんよ! 私の野心(早起き)は常にメラメラでして、どうすればちゃんと人波に起きられるかをいつも考えていました(辛い! 非常にツライ…!!)
 早く寝てもダメ、酔って寝てもダメ、トイレに行かずに寝てもダメ、目覚まし時計6台がかりでもダメ…。
 唯一、誰かからの電話や家族以外の誰かの声なんかに直接呼び掛けられると『ずっと起きてたよ』と言わんばかりにぱっちり目が覚め、周囲の誰もが表現する『寝覚め最高』の自分が起き上がるのですが、さすがに毎日起こして…なんて友人知人に頼める筈もなく…。
 で、その頃に気付いたのが『ミスタードリラー』のBGMです。
 結果から言うと上々な目覚め。ただでさえマスターボリュームが高いゲームですから、それをチョイと更に高める事で『爽快な目覚め』というよりは『やや驚き』な毎朝を迎える事が出来るようになりました。
 …で、ここでタイトルでもある『爆裂起床!』の到来です。
 ミスタードリラーさんに起こしてもらえるようになったのは良いのですが、それとは別の問題で『シード』の聞く事の出来ないBGMがありました。
 ちょうど、その日も聞こえないBGMを脳内で『曲』に完成させるべく、最大ボリュームで遠き彼方のBGMを耳にしていました。時間は夜10時頃を回っていたので、そろそろ眠る時間も近付いていました。そんな中、友人から電話があり、電話を取ると同時に『ゲームはもう出来ないな』という思いが浮かんだためテレビの目覚ましタイマーだけを合わせてそのまま切ってしまったのです。
 電話終了後、明日も起きなければとPS2内部の『シード』を取り出し、それに代わって朝の目覚ましディスク『ミスタードリラー』の挿入っと。これでおっけー♪ 約7時間後、心臓が飛び出る思いで起床するとは全く想像できませんでしたね。…そう、聞こえないBGMを聴くべくボリュームは最大だったのです。

 …夢を見ました。その日の夢はのどかな昼下がりの原っぱのような場所でどこの誰かとも判らない、それでもなんだか懐かしみのある数人と遊んでいました。色とりどりの花と、青い空、鏡のような池か湖、…そんな景色が印象的でした。そして悪く言えば、こういったのどかの夢を見る時は遅刻の前兆でもある夢なのです。
 しかし、この朝だけは違いました。轟く狂音、家全体を揺るがすかのような振動、ボリュームを最大値にしていたミスタードリラーのBGMは私の人生の『音楽』の中、類稀なる凶器そのものでした。

『一体何が起きた!?』
『死ぬかと思った!』
 なんてセリフはマンガの中でよく表現されますが、まさにソレそのものでしたね。完全に目覚めるよりも早く防衛本能が呼び起こされたのか、布団にくるまった状態でテレビ反対の方向に転がって離脱! すぐ隣のタンスに全身強打しましたよ。

 こうなるとシードにしてやられたのか、ミスタードリラーにしてやられたのかが疑問になりますが、きっと2タイトルの共謀だったのでしょうね。アートディンクとナムコがひそかに計画を練っていたんですよきっと…。

それにしてもアレはマイッタなぁ~。それ以後、目覚まし時計をセットする度にドキドキするようになりましたよ。一種のトラウマですね。

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