【直撃取材】大型アップデート！　企画担当者が語る制作裏話

新しく実装されるマップについて、企画担当者に直撃取材を敢行しました。公開されている動画を見つつ、裏話を見ると味わい深いですよ。

サバイバルゲームの伝統を打破する新マップ

―――:本日はよろしくお願いします。新しいマップを設計したきっかけは何でしょうか？　また、なぜこのような設計になったのでしょう。

開発担当：プレイヤーのニーズを応えるためです！　数ヶ月前、ゲームコミュニティとフォーラムなどのプラットフォームでプレイヤーのコメントとディスカションを見続けて、ニーズをまとめました。

プレイヤーの声

• 古いマップになれて飽きました！　物質の場所、ルートなど覚えるようになって、新鮮感がないです！
• サバイバルゲームはみんな同じです！クリエィティブなものがないから、初めて遊ぶ時の感動はなくなりました

開：そこで、私たちは新しいマップを設計しました。この新しいマップは、サバイバルゲームの伝統を打破して、プレイヤーに新しい体験をもたらすでしょう。さっそく、新マップの設計の考え方を紹介していきますね！

地形が多様になり、戦術と武器の選択がさらに重要に

開：今までは、アサルト小銃とスコープだけを持って、高い場所を見つけて最後まで待つだけ！　これを繰り返すだけではつまらないでしょう。

新しいマップの多様化した地形を通じて、プレイヤーたちの体験を豊かにしたいと考えました。水城、ロケット発射場など、これまでとは全然違う地域を用意しています。これらの地形により、戦術と武器がまったく変わり、新しい選択が必要になります。

たとえば、雪山の山谷で正面衝突するなら、散弾銃はアサルト小銃より使いやすくなります。水の中で戦うなら、水陸両用で使える銃は勝利のキーポイントとなるのです！

▲画面奥の雪原では散弾銃が強い！

安全エリアが完全ランダムになり、無限の可能性を秘めた対戦に

開：古いマップでは、安全エリアがほぼ中心のエリアにありました。新マップでは、安全エリアがランダムで表示されます！　マップの周辺にあるかもしれません……。中心エリアに降りるのがもう安全な選択ではなくなるのです！　最後まで待つのも容易ではありません。動いて戦うのが必要になります！

資源分布を大幅見直し。郊外に降りるか強奪するか！

開：古いマップでは、物資はほぼ中心の町にありました。新マップでは、物資の場所システムを修正しています。バランスがよくなり、郊外に降りても成長しやすくなっています。

これまでは、みんな町に降りて正面対決で戦うか、遠い郊外に降りて誰もいない土地を漁るかという二択でした。新しいマップでは、このような気まずい状況が変わっています。

もし、射撃のうまいプレイヤーなら、以前であれば強奪するだけで勝利を得られたでしょう。しかし、新しいマップでは、もっと考えて判断しないと、何も強奪できないかもしれません。

立体的な戦闘体験を味わえる新マップ

開：新マップは、標高差が非常に大きくなっています。氷河から水底まであり、一枚のマップだけで海中内でも戦えるのです。マップ内の植物も、熱帯から北極圏までの生態系をほぼカバーしています。

もちろん、地形とシーンと豊かにしただけではなく、新しい動作も作りました。例えば、壁に沿って登る動作ですね。戦闘体験はさらに立体的にものになりました。

▲新しく追加された登る動作

そのため、ほかのプレイヤーの動きもさらに予測しづらいものになっています。これまでであれば、2階の建物に入るのであれば階段を使うしかありませんでした。あるいは手榴弾を投げ込んで倒すやりかたですね。逆に、建物内の敵は2階の階段であなたを待つだけでよかったわけです。

ところで、新マップでは、プレイヤーは建物の外壁の水管に沿って登り、相手の後ろから急襲できてしまうんですね。

もっと面白い遊び方を楽しめるシーンがあります。新しく追加された古城です。一般的な建物なら、二つの入り口があるので、二つの入り口だけを守れば安全でした。しかし、古城には、何個もの入り口があるのです。ひとりで、あるいは仲間とでも、全部の入り口を守れますか？　後ろからの急襲は怖くないですか？

各シーンの設計目的

―――正直、怖いです(笑い)　それでは、新しいマップにおける各シーンの設計目的について教えてください。雪山、古城、タンカー、サッカー場など、どういった戦術を想定されているのでしょうか。

開：ひとつひとつ説明していきますね。

古城

開：雪山の古城は力を入れた特色あるシーンです。古城は高い場所にあるので周辺を狙撃できますが、入り口が多いため、守りやすく攻められにくいとは必ずしも言えません。古城に独占できるとは言いにくいのです。

実際に、仲間と一緒に戦っても、全部の入り口を守るのは困難です。古城の内部構造は複雑で、遭遇戦になりやすくなっています。

このような環境では、遭遇戦の可能性が高いです。通常の地形より刺激も多いし、戦闘のペースも早いです。このような地形では、散弾銃がアサルト小銃より使いやすいでしょう。狙撃銃は使えないかもしれないので、銃器の準備を万全にしたほうがいいでしょうね。

環状山脈

開：ここは死火山です。古いマップと似ていますが、黒い土と黄色い植物がメインです。環状山脈の上の盆地には隔たれた町がありますが、町に入れる道も何本も用意しています。

緩かな道と険しい道、どちらでも選べます。でも、単純に町に入るのは非常に危険です。環状山脈には、遮蔽できるものが少ないので、襲われる可能性が高くなっています。また、環状山脈の地形は特殊で、異なる道を選んで入ったプレイヤー同士もお互いに姿を見られるので、遭遇戦になりやすいのです。

水城とその他の水域地域

開：水城はとても面白い場所です。建物はほぼ水浸しています。通常は、次のルートから選ぶでしょう。

• 屋上ルート：屋上で高い場所を押さえていて視野がよいものの、見られるリスクが高いルートです。
• 水中ルート：水中を泳いでいれば攻撃にあいにくく、隠れやすいです。敵に知られることなく移動して、相手を急襲できるのです。

開：そして、水城といえば、何よりも新しい水中の戦いについてお伝えしなければなりません。従来のサバイバルゲームでは、水中の戦いの面白さを見逃していました。新マップでは、水を利用したいろいろな面白いことができるのです。水中の戦いはサバイバルゲームでは初でしょう。

もし、安全エリアが水上で表示されれば、水陸両用で使える銃が非常に使いやすくなっています。水陸両用武器は、陸上の火器より役に立つでしょう。水上バイクなどの乗り物も追加されました。

水域では、水中のすべてをチェックするのは困難です。敵がいつ、どこから現れるかは予想しがたく、敵との遭遇は未知の体験となるでしょう。水域地域の地形は特殊なため、安全エリアを予測したうえで準備しておかないと、呼吸値不足で淘汰されるかもしれません。

町のエリア

▲植え込み（グリーンベルト）は人が通れない

開：町のエリアをさらにグレードアップしました。古いマップと比べて、建物が多種多様になっています。同時に、建物のキメや細部までも過去より強化され、リアル感いっぱいです。

地域ごとに、特色ある建物がさらに増えました。また、町にはグリーンベルト（植え込み）を用意しています。グリーンベルトは、人は通れないが弾は通るように設定しましたので、グリーンベルトを利用するプレイヤーは十分に注意してくださいね。

タンカー

開：タンカーは、立体的な戦術を味わってもらうための典型的な場所として設置しました。最適な戦術で攻めたり守ってもらうことが目的です。

タンカーでは、高所に立って周りの地域に攻撃できます。同時に、タンカー上に設置された物件のせいで、視野には死角が多数あります。タンカーの高所に立つことは、衆目に晒されるということも意味しています。

タンカーの底にはわざと穴を残しました。これは可能性を広げる目的です。敵が水の下からこっそりとタンカーの中に潜入。思いがけない路線からあなたを奇襲することもあるのです。

ロケット発射場

開：ロケット発射場も、制作に力を入れた特色あるシーンです。ロケット発射場には非常に高い位置にある高地があり、周りの広範囲の地域を攻撃することができます。

しかし、古いマップのように、高地に立つことがこの地域を完全に制することだと思わないでください。

発射場の高所へと至るまでの各所に、さまざまな面白い仕掛けを設置しています。ここでは詳しく説明しませんが、ここでの戦いは油断してはいけません。ところどころに待ち伏せや思ってもみなかったことがあるかもしれませんよ。

新しいシーンをお楽しみに！

―――他にも追加されているシーンがあるんですよね。

開：ええ、そうです。プレイヤーのみなさんの中には、「新しいシーンはどういう地形で、どううやって攻略するのか」という疑問を持つかたも多いでしょう。

情報を解禁しているシーンは、サッカー場、サーキット、ロケット発射場、石油化学プラント、風力発電所、太陽光発電所、ラベンダー畑、タンカーなどなどです。新しいシーンは、プレイヤーに新しいビジュアル体験をもたらすように設計しています。どういう戦術があるのか、新マップが実装されたら探ってみてくださいね！

―――ばっちり攻略させてもらいます！　貴重なインタビュー、ありがとうございました！