パゴス編「NMの名前の由来」
名前の由来 | ||
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アネモス編 | パゴス編 | 各蛮神 |
パゴス編に登場する「NM達の名前」が神話や伝承でどう語られているのか由来をご紹介。
公式発表のものではありませんので元となった物に間違いなどある可能性があります。
「元ネタを知っている」という方は是非コメント欄よりお教えください。
Lv20 白き支配者「雪の女王」
【F.A.T.E.コメント】雪上が血で穢されたことで
怒れる巨大ユキンコが姿を見せた
白き支配者「雪の女王」を倒せ
『雪の女王』(Sneedronningen)は、デンマークの代表的な童話作家・詩人であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話。
ある所にカイという少年とゲルダという少女がいた。二人はとても仲良しだった。しかしある日、悪魔の作った鏡の欠片がカイの眼と心臓に刺さり、彼の性格は一変してしまう。その後のある雪の日、カイがひとりでソリ遊びをしていたところ、どこからか雪の女王が現れた。そして、魅入るようにして彼をその場から連れ去ってしまった。
春になると、カイを探しに出かけるゲルダの姿があった。太陽や花、動物の声に耳を傾け、少女は旅を続ける。途中、王子と王女の助けによって馬車を得るものの、それが元で山賊に襲われる。あわや殺されようとするところを山賊の娘に救われたゲルダは、娘が可愛がっていた鳩に、カイは北の方に行ったと教えられる。山賊の娘が用立ててくれたトナカイの背に乗って、ゲルダはとうとう雪の女王の宮殿にたどり着く。
カイを見つけたゲルダは涙を流して喜び、その涙はカイの心に突き刺さった鏡の欠片を溶かす。少年カイは元の優しさを取り戻し、二人は手を取り合って故郷に帰った。
同作品にインスピレーションを得て作られたのが、ディズニーアニメ「アナと雪の女王」である。
Lv21 腐れる読書家「タキシム」
【F.A.T.E.コメント】消えた禁書や稀覯本を求め
書庫の番兵がさまよっている
腐れる読書家「タキシム」を倒せ
タキシムとは個体名ではなくアンデットの総称。
アンデットはゾンビと混同されることが多いがこの「タキシム」はアンデットに分類され、ゾンビと違い無差別に人は襲わず、復習目的の相手、もしくは復習を妨害しようとする者しか襲わないと言われている。
強い恨みを残して死んだ人間が、自らの意思で蘇り、復習の為に地上を徘徊し、復習を遂げると再び死体に戻るという。
Lv22 灰殻の鱗王「アッシュドラゴン」
【F.A.T.E.コメント】配下を失った大型妖異が
戦力補充のため依代を求めている
灰殻の鱗王「アッシュドラゴン」を倒せ
・詳細不明
アッシュ(Ash)とは灰や遺骸(遺灰)という意味で、灰竜という意味だと思われる。
日本に「Dragon Ash」というバンドが存在しておりそこから取ったのでは?と噂されている。
Lv23 地殻変動の謎「グラヴォイド」
【F.A.T.E.コメント】同族が倒れ込む振動を検知し
巨大地底生物が動き出した
地殻変動の謎「グラヴォイド」を倒せ
映画「トレマーズ」に出てくるモンスター「グラボイズ」が元ネタと思われる。
体長10メートルにも達する巨大地底生物。
視覚が完全に退化しており、地中へ伝わる振動で地上の獲物を探知する。円錐形の頭部は硬い殻で覆われている。4つに開く口の中には、それ自体にも口のような器官のある3本の細長い舌(触手)があり、獲物に巻き付いたり噛み付いたりする。体液は赤褐色で悪臭を放つ。
表面に無数に生えた棘を用い、走る人間に追いつくほどの速度で地中を掘り進む。獲物に接近すると大きな力で地中に引きずり込んで丸呑みにする。その習性を逆手にとり、おとりに積んだ爆薬を呑ませる方法で多くの個体が駆除された。ただし高い学習能力を備え、特定の獲物のみを執拗に付け狙う個体もいる。
Lv24 雪解けの化身「アナポ」
【F.A.T.E.コメント】雪が溶けて生じた水が
より集まり、魔法生物となった
雪解けの化身「アナポ」を倒せ
おそらくギリシャ神話に出てくる「アナポス(Anapos)」が元ネタと思われる。
東シチリアの水の神で、神ハデスがペルセポネを誘拐するのに反対したため、アナポ川へと姿を変えられてしまう。
Lv25 五行眼の主「ハクタク」
【F.A.T.E.コメント】増殖した眼球が集まり聖獣となった
五行眼を捧げて「ハクタク」を倒し
最高の評価を得よ
白澤(はくたく)は、中国湖西省、東望山の沢に棲んでいるとされ、徳の高い王が世を治めるときに姿を現したという。
人語を解し万物に精通する聖獣。姿は諸説様々で最大9つの目が歴的に確認されている。
中国神話時代の皇帝・黄帝が東巡のおりに遭遇し、白澤は11520種類に及ぶ妖異鬼神について黄帝に語ってみせ、これら世の害を取り除くための対処法を助言したという。
このようなエピソードなどから、後世において白澤は病魔や災い除けの象徴とされ、旅の間は懐中に白澤図を入れお守りとしたほか、日本で安政年間にコレラが大流行した際に白澤図を枕元において病魔退散に用いたという。
Lv26 動く雪洞「キングイグルー」
【F.A.T.E.コメント】仮初めの命を失った岩石が
寄り集まり、雪をまとって動き出した
動く雪洞「キングイグルー」を倒せ
「イグルー」とはカナダ北端のマッケンジー河口付近からラブラドル半島にかけての地域で使用される、狩猟の旅先で圧雪ブロックを使って作る一時的なシェルターのこと。皮や石で作ったものや恒久的な建物も含まれるが、日本語や欧米の諸語においては、圧雪ブロックを使って作る一時的なシェルターのみを指す。
Lv27 硬質の病魔「アサグ」
【F.A.T.E.コメント】魚人たちの嘆き声が
信奉する妖異を呼び寄せた
硬質の病魔「アサグ」を倒せ
アッカド語では「アサック」という。
シュメール神話に登場する悪魔。叙事詩『ルガル・エ』によると「無秩序」を象徴する怪物として登場、岩石の兵で人間を襲ったが英雄神ニヌルタに打ち負かされた。
シュメール教において、厄災は神の与える懲罰的なものと、悪魔が起こす無秩序なものの2種類があると信じられていた。その悪魔の代表格が「アサグ」である。
Lv28 家畜の慈母「スラビー」
【F.A.T.E.コメント】脱走し野生化した家畜が
恨みを晴らすためやって来た
家畜の慈母「スラビー」を倒せ
インド神話の牝牛神。カーマデーヌとも呼ばれる。
スラビーとカシュヤパに、ローヒニーとガンダルヴィーという娘もいた。ローヒニーは牛たちの母となり、ガンダルヴィーは馬たちの母となったという。さらに、ローヒニーの二人の娘、ヴィマラーとアナラーは家畜たちの母となったという。
Lv29 円卓の霧王「キングアースロ」
【F.A.T.E.コメント】助けを求める民の声に応え
騎士を引き連れた王が帰還した
円卓の霧王「キングアースロ」を倒せ
・詳細不明
アースロ(Arthro(正確にはArthropod))というのは、節足動物の事を言い、「アーサー王と円卓の騎士」の Arthur(アーサー王)とかけたのではないかと言われている。
いわゆるダジャレである。
Lv30 唇亡びて歯寒し
(エルダータウルス&マインダータウルス)
【F.A.T.E.コメント】牛頭の魔物たちを束ねる
強い絆で結ばれた兄弟が現れた
ミノタウルスの兄弟を倒せ
・詳細不明
・タウルス:実在したタウリカ人の別名。タウロスとも言われる人種の事。ミノタウルスから派生して有名になった言葉。
・エルダー:年長者という意味。
・マインダー:護衛者(ボディーガード)という意味。
Lv31 野牛の救い主「エウレカの聖牛」
【F.A.T.E.コメント】地に伏した野牛たちの命が
聖牛の眠りを呼び覚ました
野牛の救い主「エウレカの聖牛」を倒せ
FF11に「ウルガランの聖牛」Aips(アピス)というNMが存在。
アピスは、古代エジプト神話においてプタハ神の化身、あるいは代理とされる聖なる牛のこと。全身に29の特徴があるとされ、この特徴を持つ牛が生まれたときはアピスとして崇拝された。
Lv32 雷雲の魔獣「ハダヨッシュ」
【F.A.T.E.コメント】地竜に憑依した妖異たちの主が
厚き雲の下で咆哮を発した
雷雲の魔獣「ハダヨッシュ」を倒せ
ペルシア神話に出てくる魔獣。ヘブライ語では「ベヒーモス」という。
Lv33 太陽の使者「ホルス」
【F.A.T.E.コメント】飛竜に憑依した妖異たちの主が
熱き陽光を背負って飛来した
太陽の使者「ホルス」を倒せ
エジプト神話に登場する天空と太陽の隼の神。
古代エジプトにおいてホルスは、「王そのもの」の象徴であった。ファラオは、ホルスの化身、地上で生きる神で現世の統治者と捉えられた。ファラオは、様々な神の名前を自分の即位名に組み込んでいった。ホルスも同時に様々な姿に変わった。まさにホルスとファラオは、一体だったのである。
まずラーがエジプトの主神になるとホルスは、ラーの息子になり、ファラオも「神の息子」に変わった。またホルスがイシスの息子に変わるとイシスは、玉座の守護者、幼いファラオの守護神に変わった。さらにホルスの宿敵セトを信仰する勢力からファラオが即位するとホルスは、セトと習合された。最終的にアメン信仰の中心テーベからファラオが即位してラーがアメンに吸収されるとホルスもファラオも「アメンの息子」になった。
Lv34 闇眼王「アーチ・アンラ・マンユ」
【F.A.T.E.コメント】魔眼から流れ落ちた涙が
ヴォイドの高位妖異を呼び寄せた
闇眼王「アーチ・アンラ・マンユ」を倒せ
ゾロアスター教にて悪を司る神であり、この世の全ての悪を生み出した存在。善神アフラ・マズダと世界の終わりまで戦い続けるという。
あらゆる害虫・毒性生物・猛獣、冬や嵐などの悪天候、欲望や憎悪の心を世に生み出し、この世を悪と闇に染め上げようと画策している。そのために多数の悪魔を率い、彼らに悪行を勧め、また人々の心の隙に付け入り悪を為すよう唆す。
世界の始まりにスプンタ・マンユと出会い、スプンタ・マンユが善を勧める事を決した際、逆にアンラ・マンユは悪を勧めることを決したとされる。
有名所ではfata/stay nightシリーズ(特にhollow ataraxia)にてアンリマユという人物にて登場している。
Lv35 蒼き氷刃「ロウヒ」
【F.A.T.E.コメント】数多の屍人兵の雄叫びが
異界より妖異騎士を招いた
蒼き氷刃「ロウヒ」を倒せ
フィンランドの叙事詩『カレワラ』のなかで活躍する魔女。北方の陰鬱な地方ポホヨラの支配者だが,美しい娘をもち,これをカレワラ (フィンランド) の鍛冶の名手イルマリネンに妻として与え,秘宝サンポを制作させた。しかしこの宝物は,カレワラの詩人で英雄ワイナモイネンとイルマリネンによって盗み出され,彼らとあとを追ってきたロウヒが激しく争い合ううちに,粉々にこわれてしまったので,怒ったロウヒはその後,カレワラに悪疫や猛獣を送ったり,太陽と月を捕えて世界を暗闇に陥れるなど,さまざまの仕業によってワイナモイネンを悩ませたとされる。
Lv35 模倣犯「コピーキャット・キャシー」
【F.A.T.E.コメント】黒衣森で採取された巨大モルボルの種が
極寒の環境下で異常成長を遂げた
模倣犯「コピーキャット・キャシー」を倒せ
・コピーキャット:模倣犯の意味
・キャシー:女性の名前。あるいは、キャサリンなどの愛称。
詳細不明だが、海外の玩具開発(2001年~)のプロジェクトにて「コピーキャットキャシー」という同名のものを発見した。ただし、本作との関係は全くの不明。フォルムが少し似ている?あと、気持ち悪さも同じくらい???