攻略記事

ロードランナー(ファミリーコンピューター)

思い出

 昔ながらのシンプルなアクションゲームですね。簡単に説明すれば『敵に捕まらずにステージ内の金塊を全て集め、脱出用ハシゴからクリアする』。といったものです。
 しかしながら、主人公であるロードランナーは摩訶不思議な銃を所持し、それを使ってレンガを掘る事が可能なのですね。一時的に…。
 掘られた個所はいずれ元のレンガに戻ってしまうのですが、その間に敵がその場を通り過ぎようとすると、そこにストンと落ちてしまい、生き埋めになるという恐ろしい設定…。しかも足場代わりにもされてしまうオマケ付き。敵ながら哀れな立場だと思います。
 まあ、希望を差せば、何度でも生き返る事が可能な所でしょう。ランナーが右往左往する限り、何度生き埋めにされても何度でも瞬時に蘇るわけです。地獄でしょうが…。

 さて、このタイトル。小学生の頃の私は非常にハマりましたね。1面から流してのクリアは到底不可能でしたが、この頃にありがちだったステージセレクトを使用する事で全面クリアは出来た記憶があります。
 でも、通常のステージクリアよりも楽しかったのがステージエディットでしたね。面積は1画面に足らない範囲でしたが、小学生の脳ミソをこねこねするには十分な楽しさがありました。まぁ、欲を言えばセーブ機能があればこの上ない喜びと共に自分の作ったステージを友人にプレイしてもらったりもしたのでしょうが、時代が時代と言えばそこまでの話でしたね。
 通常ステージにおいてのお気に入り場面はステージクリア後の画面ですね。
 ロードランナーは脱出用ハシゴを使って画面上部に脱出するのですが、その後のアクションで何かを振り払っている仕草をいつも気にしていました。
 今考えれば衣服についた土埃等を払っているのでしょうが、当時は金塊のクズを払っているように見えて『もったいない…』って考えてましたよ。『私なら集めて固めて売る』ってね。…貪欲な子供でした。

 ステージエディットモード。ハシゴの上に見えるジグザグは脱出用ハシゴ。金塊を全て回収した直後にハシゴとして出現する。
 また、全体的に黄色っぽいキャラがロードランナーで、全体的に赤っぽいのが敵キャラ。どうして色が変えられた上でのエディットなのかは当時の私の最大の疑問…。


 ステージクリア画面。複雑な計算を要しない、昔ながらのシンプルな配点が魅力。

はなうたBGM

 この時代を少年少女として生きた方なら一度は聞いた事があるでしょう、そのBGM。相変わらず活字だけのこちらでは伝えきれない訳ですが、『FCロードランナーBGM』とかなんとか検索すれば引っ掛かるんじゃないでしょうかね? まあ、適当な話ではありますが。当時の私たちは主に『考えている場面』などにこのBGMを面白半分に口にしていました。…で、考えから閃きに変化した場合、ステージクリアのBGMを口ずさむのです。音程が高くて声を外すのですがね。いやぁ、友人知人と笑いあった良き思い出です(デデッテ・デデッテ・デデッテ、デデデ…)←音楽に合わせると読みやすいです…。

忽然と姿を現したロードランナーソフト…

 このソフト、実は私の手元に存在し、確かに私が所有していたものなのですが、どういったルーツで入手に至ったのかが今考えると全く不明な一本なのですよね。
 個人的にはあまり気にしていないのですが、他人に言わせると私は勉学や社会的に重要な物事…以外の記憶力が凄まじいらしく、ホント、それを記憶していて死ぬまでに何の得がある? といった些細な出来事を妙に覚えていたりするのですが、このロードランナーだけは入手経路を全く覚えていないんです。ぼんやりの『ぼ』も無く、気付けば手慣れた感じで遊んでいました。
 とはいえ、子供の私が当時買えるものでもなかったのは事実でしょうから、正月のお年玉で買うみたいな思い出深い分野に当てはまらないとすると、大体の見当は付いてきます。…しかし、知る人に教えてもらえば判りそうな答えであっても、手にした瞬間の喜びめいた感動そのものを忘れているとなるとなんだか味気なく、きっと購入してくれたであろうその人物に失礼極まりないという考えに行き着いてしまいますね。
 今の自分のカタチは隣に存在した誰か、この目で見た誰か、そうして考え、真似し、否定し、そんな事を繰り返して成るわけですが、人によっては『たかだかカセット1本』とはいえ、その内容は私にとってかけがえのない確かな過去と記憶であるわけですから、そのスタートである入手経路を忘れているというのはなかなかに残念…というより、むしろお粗末な話ですね。
 無駄にスケールが大きくなりましたね。
 まあ、要約すると私にロードランナーを語る資格はないんですよ。…語っちゃった後ですがね…。

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