魔界島(ファミリーコンピューター)

思い出

『魔界村に関わるゲームらしい…』
　という無茶な情報だけで手に入れてしまったタイトルでした。
『魔界村』と言えばその知名度は高く、簡単に説明すれば『高難度のアクションゲーム』でして、魔界村が好きだった…とは、とても言えない私ですら内容を深く把握しているタイトルです。
　正直、その魔界村に関わるというか、単純に続編だろうと決め付けた私の脳とはその程度が活動の限界なのでしょうが、まさにその通りでしたね。
　ゲームスタートし唖然…。この船なに？　どこに行けばいいの？　たまにすれ違う海賊船らしき船に接触すると戦闘モードに入るのですが、どこもかしこも『魔界村』していない。そりゃあ当然ですよね。だって『魔界島』ですもん。そもそもストーリーが別ですし、世界観も全然違います。しかし、買ってしまったのでは全てが後の祭りでして、当時は中古ショップも存在しません。続けるか放置するかの２択です。
　という事で一応続行しましたよ。一応ね。そんな続行の末に判った事を記します。
　それはズバリ2つ。『結局判らないという事が判った』。そして『攻略本が(あれば)必要だ。完全に私の許容範囲外の作品だ』。
　…と言ったところでしょうかね。とにかく何も判りませんでした。サブタイトルには『七つの島大冒険』とありますが、どの島への上陸もかないませんでした。たぶん上陸できる島が限定されていたり、順番があったのでしょうがそれすらも見つけられませんでしたよ。
　私の中での『完全に私が攻略されてしまったタイトル』の内の一つですね。
(動画でも見てみようかなぁ～？　でもなぁ…。その前にあるのかな？？)

はなうたBGM

　プレイ内容が内容ですので、知るBGMは海での移動中と戦闘中くらいなものですね。攻略が進めば場面に合わせた曲があるのでしょうが、それを聞くには至りませんでしたね。…なので、このタイトルの思い出となるBGMは『海上移動中』となります。但し、ストーリー進行を全く進められなかった私にとっては魔のBGMでしかありません。本来は快適なのでしょうが…。
　この曲が脳裏に蘇る時は決まって迷っている時です。しかも、『思い出す曲』のクセして完全ミュート状態。それって曲？　いや、曲です。極限まで下げられたボリューム、そして耳の悪い私が勝手に無音と決め付けているのです。…そう信じましょう。

自問自答…　　　～そして(無駄な)反省へ～

　どんなに自分の好みのジャンルであっても、内容が判らなければ面白いゲームと必ず言えるものではありませんね。
　魔界島に関しては自分の勉強不足でつまらない結果になってしまったと表現するよりも、『なんとなく』という気持ちで購入してしまった行為がそもそもの間違いだったのでしょう。

　なんとなく見覚えのあるタイトル。
　なんとなく安値で売られていた。
　なんか有名ゲームとつながりがあるらしい。
『カプコン』というメーカーをうろ覚えで知っていた。

　こんな感じで購入すれば、高確率で外すワケなのです。そして自分にとって決定づける失敗要因が以下の通りです。

　当時の私はシューティングにはまっていた。
　魔界村が好きかと言うと、難し過ぎて好きじゃない。
　海が好きかと言われれば、別にどーでも良い。
　船が好きかと言われれば、尚更どーでも良い。
　探検好き？　…考えた事もない。

　買って得する、そして楽しめる要素がどこにもありませんね。では何故買ったのか？　今では思い出す事も出来ませんが、きっと『目に入ったから』くらいの理由で購入してしまったのでしょう。
　この体験を機に、目的も判らず彷徨うことすらままならない画面上の自船を前に、当時の私はモーレツに反省しました。当たり外れの前に、せめて事前情報くらい仕入れなければと…。
　そんな反省実ってか、その後の私は同様の後悔を数える程度の失敗を繰り返す事で立派な成長を成し遂げたのであります。
　え？　同じ失敗してるじゃんって？　いやいや、人間ですからね、しますよ、同じ失敗くらい。…え？　失敗の数ですか？　あはは。知って楽しむ内容じゃないと思いますよ。それらを無駄に購入しなければ、一体どれだけの諦めたハードを購入できただろう…ってくらいですよ(泣)。