魔女の家(PCフリーホラーゲーム)
思い出
『思い出』というか、実際に今でもお世話になっているタイトルなのですが、プレイどころかインストールすらしていないタイトルでもあります。まあ早い話、ニコニコ動画で知る事が出来て何となく観ていたら、実況者の進行スタイルもあるのでしょうが、『ゲーム』という観点でも『ホラー』という観点でも実に凝った内容になっていると認識しています。個人的に感想を掘り下げるならば、登場人物の立場や個性なども深く作り込まれており、『人間らしい』『魔女らしい』『悪魔らしい』それぞれの性格や考え方も好きですね。もちろん、魔女や悪魔というのは会った事が無いのでその考え方の正当化は難しいのですが、もしも空想上とされるそれらの種が実在するならば、そういった現象も当たり前であっても不思議は無いと感じられますね。
ゲーム内容は一部で流行る即死ゲームなのですが、『魔女の能力』なのか、こちらも様々なやられ方をするようです。死に方も様々と言えば物騒な表現ですが、綺麗な死に方がそうそうに無いという現実を知れば、架空の出来事とはいえ、綺麗に飾りたがる現実よりも少しはまともな表現じゃないでしょうかね。
驚き要素も実に多く含まれており、些細な部分にさりげなく盛り込まれる演出は常に監視されている状況を連想させ、それに気付かずプレイを進める実況者にはついつい教えたくなるような場面が多々存在します。
分岐によってエンディングは振り分けられますが、トゥルーエンド側に於いては主人公と魔女がそれぞれ持つ『立場』が明確にされ、人や魔女といった種別以前にある『生き物』としての本性が伺える場面が、生命体としてあまりにも素直であり、同時に残酷な場面でもありました。更にエンディングで登場する父親も、父親として正しい事をしていました。娘を守る父親として…。しかし…。
はなうたBGM
RPGツクールソフトには少々疎いのですが、そういったツールで制作されたゲームと言う事で、BGMは他のタイトルでも耳にする事があります。…なので、深い印象は特に無いのですが、制作者の狙いなのか『魔女の家』タイトル画面に流れるBGMをずっと聞いていると、これほど内容に合ったBGMも珍しいと思わされるのは私だけでしょうか。感性は人それぞれなので答えも変わってくるのでしょうが、もし時間がある時などにこの事を思い出した場合にはじっくり聞いてみてはいかがでしょうか? もちろん、そのBGMの意味とは真のエンディングを知る事で理解出来るものかも知れませんが…。RPGツクール
まだ『パソコン』と言えばPC98シリーズが一般的だった頃、友人が当時のRPGツクールにハマっていました。内容については出来上がってからのお楽しみと言う事でしたが、友人いわく、『絵が描けないので任せた』との事…。
私は絵が得意という訳では無かったのですが、適当にして適当な落書き程度の絵描きは好きでしたので、安易にその辺を見込まれた模様でした。…で、相手の希望としては100キャラほど…。サラリと言ってくれます。
期限は特に無いとのことでしたが、ひとまずの区切りとしては中学卒業まで…? いや待て、もう中学三年生、しかも三学期中盤では…。受験やら何やらいいの? …と言う話に当然ながら発展するも、『まあまあまあ…』と言い続ける彼には相当の自信があるらしく、明日にも制作が完了するような勢いがありました。
まあ、私も受験は真剣になっていなかったため、まあいいや程度に承諾してみました。とはいえ100キャラは幾らなんでも時間が掛かり過ぎるため、とりあえず5キャラを描くのでそれが気に入るようであれば地道に続けるという事で了解を得ました。
でもまあ、無謀でしたね。私はファンタジーによく登場するようなキャラをひとまず5体描きましたが、言い出しっぺの相手の制作速度が遅い遅い…。気付けば受験シーズンは終了し、高校生活に突入し、卒業し、成人し…。はい、未だに出来てませんね。きっと…。いや、既に疎遠になってしまっているんですよ。というか、きっとRPG制作の事なんて忘れているのでしょうね。私も思い出したのがこのページを描いている時でしたから…。
と言う事で教訓。初心者で大作を考えるものじゃないって事ですかね。せめてウケ狙いの超短編やパクリ満載の内容で練習くらいしなくては…と言う事ですね。
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