FF14 世界設定 †グリダニアメインクエスト4「招かれざる客」
†グリダニアメインクエスト4「招かれざる客」
さらに腕を磨いたPlayer。冒険者ギルドのミューヌに尋ねると、まだダンスタンは見つかっていないらしい。彼を探すための森狩りに参加するべきだろうか。弓ギルド「神勇隊指令砦」へ向かった。
そこではリュウィンとオ・アパ・ペシが何やら話していた。
オ・アパ・ペシ
「ええ、ダンスタンの説得ができない僕が悪いんです。ファイのことは、僕らに任せてほしいのですが・・・」
リュウィンにはミューヌから話が通っていたようで、森狩りに参加するのかどうかを検討していてもらっているところに、神勇隊隊員から連絡が入る。黒衣森で大きな事件が起きたようだ。神勇隊隊員達が次々と出動していき、オ・アパ・ペシもまた、現場へ向かおうとしていた。それに同行するPlayer。
黒衣森の西の結界近く。燃え上がる木。そしてその前に立ち尽くすクリムがいた。そしてそこには「通りすがっただけ」と言い張るパパリモとイダの姿も。モーグリが現れ、「もう止められないクポー!」と叫ぶ。オ・アパ・ペシが恐怖に怯え呟く「・・・・・・現れてしまう。怒れる精霊が」
燃え上がる木から、凄まじい衝撃波が発生し、精霊が現れる。それを抑えようとする幻術士エ・スミ・ヤン。しかし精霊の怒りは収まらない。幻術士オ・アパ・ペシと神勇隊、鬼哭隊の隊員と共に精霊と戦うPlayer。そして勝利することに成功する。後には衝撃波を受けたと同時に、動かなくなってしまったクリムの姿があった。
街に帰ったあと、幻術士オ・アパ・ペシがPlayerに話す。「森に火が放たれたとき、森の精霊達は怒り狂い、我々の守護をやめてしまったことがあります。そして大きな災いが森を通ることを許しました。あのとき、どれだけの命が失われたことか。ああいったことを、二度と起こさないようにしなくてはなりません。まずはファイを捜して下さい。そして兄ダンスタンと共に、森から出るように説得してください」
Playerはファイに会うために古樫の高堂へ向かった。
古樫の高堂で、ゼゼクタと話をすることが出来た。彼が言うにはクリムは鬼となった兄を取り戻したくて仕方ないファイの目を未来に向けさせるために、精霊が宿る木に害を及ぼしたらしい。クリムは森の精霊たちに連れ去られそうになり、いつ鬼となるかわからない状態になってしまったそうだ。一命は取り留めたものの、精霊の怒りを取り去るために幻術士が全力で禊を行うことになったらしい。そこにクリムが精霊の怒りを受けたことを聞きつけたファイが現れる。
ファイの話により、クリムはダンスタンの元へ行こうとしたファイの代わりにダンスタンに会いにいったそうだ。オ・アパがファイにダンスタンを説得するように言っていたことをゼゼクタに伝えると「そんなことがあるはずがない!」と声を上げるゼゼクタ。そして二人は去っていった。
その後、ミューヌからリンクシェルに連絡が入り、クリムが治療を受けている碩老樹瞑想窟で騒ぎが起きているという情報を得る。
場所は変わって碩老樹瞑想窟。奥でオ・アパがPlayerを待っていた。ファイが兄のダンスタンの為に仮面を作った話をしていたことを伝える。そこに別の幻術士の叫びが聞こえた「ダンスタンが戻ってきた!」
表に出てみると、パパリモとイダがダンスタンを連れてエ・スミに会いにやってきた。ダンスタンを救って欲しいとのことだ。
ダンスタン「・・・・・・申し訳ありません、エ・スミ様」
イダ「ちょっと待ってよ!ダンスタンの口をふさぐつもり!?こっちは全部、わかってんだよ!?」
奥でダンスタンとクリムの容態を見ていたエ・スミ。彼はダンスタンを鬼でなくすために大禊を行うと話す。しかしクリムの穢れを取ることが出来るかどうかは大きな問題であり、そのためには同じ事件に関わった者が、クリムの代わりに森の精霊の怒りを担う必要があるという。その者がダンスタンであり、命を落とす可能性ももあると告げる。
それを聞いたイダとパパリモはダンスタンの口をふさぐつもりなのかと叫ぶ。彼らが言うにはグリダニアは秘密裏に、帝国と戦おうとしている。そのための軍隊を自分達は探している、と。それを聞いたエ・スミはうろたえる事もなく、「わかっています。ダンスタンの命は、その軍隊を守るために必要なのではありません」と返す。
エ・スミ・ヤン「大禊を行います。皆さん、準備に取り掛かってください。今はただ、大禊でグリダニアを救うことだけを考えるのです。」
準備に追われている幻術士たちを追って、一度外に出てみると入り口にどこで騒ぎを聞きつけたのか、ファイが来ていた。クリムに会いたい一心で駆けつけたようだ。オ・アパ・ペシにファイのことを伝えたが、クリムの穢れを理由にファイを中に入れることは断られてしまう。ただ、彼女の兄ダンスタンが戻ってきたことを知れば、彼女も喜ぶだろう。奉納祭で、二人の再会を目にする事が出来るかもしれない。自らの穢れを落とすためにもPlayerは、祭の行われる「野外音楽堂」へ向かう。
野外音楽堂では祭が行われようとしていた。エ・スミと奇術屋と呼ばれる男が何やら話している。二人に近づこうとすると、ちょうどモーグリたちがやってきた。モーグリはPlayerに精霊達の伝言を伝えにきたようだ。
モーグリは伝言をPlayerに伝える。
「えーと、森の長老がいうにはね。お客様の本当のお役目は、豊穣の神 ノフィカさまの言葉を伝えることクポ」
それを聞いた、エ・スミは「なんですって?」と声を上げる。
会場にはファイも来ていた。兄のダンスタンがグリダニアに戻っていることを伝えると彼女は驚く。そして禊が始まる。
禊の仮面をつけた参加者は舞台にあがる。そこには、ダンスタンとイダ・パパリモの姿もあった。
そして禊は始まった。
エ・スミの祝詞がはじまると、クリムの額が輝き、そしてダンスタンは倒れてしまう。それを支えようとしたPlayerとイダ、パパリモ。
彼等はいつのまにか森の中に立っていた。見覚えのある場所だ。
クリム「精霊がいないってことを証明して、のこされたみんなを救うんだ。父さん母さんが鬼になったと、しんじているみんなさびしくていつも泣いてるみんなを救うんだよ」
そこで、大木を前にクリムが彼の両親、そしてダンスタンと話をしている。彼等は「鬼」となった者たちのはずだ。ダンスタン達は自分達には大事な使命があり、それを終えるまでグリダニアには戻れないとクリムに告げる。クリムはダンスタンだけでも残ってくれと伝えるが・・・。怒りに任せクリムは木に炎を放つ。そして精霊と戦うわけには行かないと立ち去るダンスタン達。
どうやらこれは、過去に起きた事象を見ているようだ。
Playerの意識は舞台の上に戻る。禊の成功により目を覚ましたダンスタン、クリム、そして喜びに涙を浮かべるファイの姿があった。
そして腕を組み、「・・・・・・過去を見たんだ、誰かの力で、誰かの過去を見たんだ」と呟くパパリモ。彼の目はPlayerを見つめていた。
しかし、何か良からぬことが起きる前兆のように、突然空に暗雲が立ち込め、流星雨が激しく降り注ぎ始めていた。
怯える人たちを前にパパリモは呟く
「きっと僕らが止めるべきことが、起きてしまったんだ。世界が大きく変わってしまう。いや、もう変わってしまった。だから、過去を見る力も生まれてしまった。もう・・・・・・止められない」
なにやら弱音を吐くパパリモ。そしてイダが活をいれる。
「まだ止められるかもしれない!あたしたちだったら止められるよ、きっと!」
二人は走り去る。
そして意識を失うPlayer。
気がつくとそこはグリダニアの旅館「とまり木」だった。冒険者ギルドのミューヌが言うには、倒れたPlayerを奇術屋が運んでくれたそうだ。彼は目の覚めたPlayerにはるか南の都市ウルダハにある「砂の家」に行くようにと伝言を残していた。
とうとう、グリダニアを旅立つときが来たのかもしれない。