ボス戦でのパーティーについて
今回は、ボス戦でのパーティー構成の例を考えてみます。
トーラムオンラインには『リザルトシステム』というものがあり、各リザルトのいずれかで1位になると、そのボスのドロップの1つ、あるいはスピナが追加で手に入ります。
そこで、リザルトも踏まえながら、ボス戦における役割を紹介していきます。
リザルトと役割について
アタッカー
アタッカーは、そのボス戦で『最も多くのダメージを与えたプレイヤー』が1位を獲得します。火力の出るスキルを使っていくのが基本です。現状の主な火力スキルは、
ブレードスキル:アステュート、ハードヒット、トリガースラッシュ、ソードテンペスト
シュートスキル:スナイピング
マーシャルスキル:トライアーツ
マジックスキル:アロー、ウォール、ストーム
(魔道具装備の場合はインパクトも)
あたりが主になると思います。
重要となる要素は、『連撃』『充填』『強打』を使いながら、MPを管理しつつ高い火力を出すことになります。
ブレイカー
ブレイカーのリザルト自体は、『通常攻撃と攻撃スキルを使った回数』で決まります。3回攻撃をするスキルを使用したとしても1回というカウントです。ブレイカー自体を狙うなら『通常攻撃』とコンボスキルの『迅速』を多用することで狙うことができますが、今回はブレイカーを取るということに目線を置かず、『防御慣れ崩し』という視点でブレイカーを考えてみます。
防御慣れという点では、攻撃方法は『通常攻撃』『物理スキル』『魔法スキル』の3つに分かれています。
例えば物理スキルは、基本的にはPTの誰かが物理スキルを使うたびにダメージが通りにくくなり、逆に誰かが通常攻撃や魔法スキルを使うたびにダメージが通りやすくなります。
つまり、物理スキルのダメージを伸ばしたい場合には、通常攻撃と魔法スキルがメンバー全体で多くなると良く伸びますし、魔法スキルのダメージを伸ばしたい場合には、通常攻撃と物理スキルがメンバー全体で多くなるようにすれば良いです。
つまり、スキルのダメージを伸ばすには、いずれにしても『通常攻撃を沢山行う』ことが重要であることが分かります。
ただし、例外として、物理スキル(ダメージは物理慣れでもちろん決まります)の『エアスライド(デュアルソードスキル)』、『ソードテンペスト(ブレードスキル)』の2つは、使用すると魔法スキルを使用したのと同じふるまいをし、以降の魔法スキルのダメージが減少し、通常攻撃と物理スキルのダメージが増加するスキルとなっています。
ちなみに、パーティーの火力職を『物理スキル組』か『魔法スキル組』の片方に絞った場合には、スキル連打によってもダメージを伸ばすことが可能になります。
例えば物理スキルのダメージを伸ばしたい場合には、詠唱なしで魔法慣れを稼ぐことが可能な『エアスライド(デュアルソードスキル)』『ソードテンペスト(ブレードスキル)』『術式/インパクト(マジックスキル、SLv7から無詠唱になる)』の3つを使っていくとスキルで稼ぐことができます。
逆に、魔法スキルのダメージを伸ばすのは簡単で、エアスライド、ソードテンペスト以外の物理スキルをどんどん使っていくと良いです。
ディフェンダー
ディフェンダーの取得基準は単純で、『ヘイトを多くためて敵の攻撃が最も自分に向いていたプレイヤー』が取得できます。ヘイトは、プロボーグを使用したり、消費MPが大きいスキルを使うことで稼ぐことができます。
コンボでヘイトをより多く稼ぐには、『充填』が必要不可欠です。
ダメージ度外視であれば、充填の後のスキルを迅速にすることにより、より多くのヘイトを素早く稼ぐことができます。
壁のスタイルは、HPを多くしてサンクチュアリの効果を使い、受けるダメージを抑えるタンク型と、コンボを駆使して敵の動きを封じるマーシャル型の2種類が主です。
(最近では、後者が主流となっています。)
おおよそ、ヘイト量はハイドアタックや装備で補正しない場合は次のような順位という感覚です。
弓職>剣職>拳職>杖職
この順位も、後々説明するPT構成の1つの理由となります。
※タンク壁の注意点
『割合攻撃』という、『最大HPの〇%ダメージを受ける』攻撃をしてくるモンスターが多いです。
ですので、ただ単にHPが多いだけのキャラを作ると、リバイタによる回復が間に合わず、やられてしまう危険性があります。
赤床攻撃による割合攻撃も多いため、赤床攻撃を阻止するために、ひるむなどの行動を妨害するスキルは必要になります。
サポーター
『サポートスキルとしてカウントされるスキル』(味方にバフ効果がかかるスキルや、ぷちヒールなど)をより多く使った方が取得できます。サポーターは普通は競合しないリザルトで、狙えば簡単に取得できると思います。
サポートスキルの中でも味方にとってありがたいスキルは、
・回復系
マナリチャージ(サポートスキル:PT範囲MP継続回復)、ブレス(プリーストスキル:PT範囲HP継続回復)など
・攻撃強化系
ウォークライ(ブレードスキル:PT範囲ATK強化)、ブレイブオーラ(サポートスキル:PT範囲攻撃威力強化)など
・被ダメージ軽減系
グロリア(プリーストスキル:PT範囲DEF、MDEF(耐性も?)強化)、サンクチュアリ(サポートスキル:PT範囲被ダメージ軽減)、プロテクション(シールドスキル:PT範囲物理耐性増加)、イージス(シールドスキル:PT範囲魔法耐性増加)
・状態異常防御系
ディジートシール(サポートスキル:PT範囲状態異常抑制)、リカバリー(サポートスキル:単体状態異常回復、および抑制)など
があります。
魔火力PT構成例
魔法スキルで火力を出すことを主とするPT構成を考えてみます。必須メンバー
・杖火力・マーシャル壁
杖の火力スキルは全て、ある1点を中心に、一定の範囲にしか当たり判定のない継続魔法です。なので、ボスのヘイトだけではなく、ボスの立ち位置まで極力固定する必要があります。ですので、マーシャルスキルのひるむ、転倒、気絶を利用してボスの位置を固定するのがベストと言えます。マーシャルスキルのコンボにより物理慣れを多く削って杖の火力をアシストする機能も果たします。
杖3、マーシャル壁1PT
マーシャル壁がいれば、後は杖3人でも十分火力が出ます。防御慣れを稼ぐために、杖職がスローイングを連打して開始するか、開始直後からコンボを使っていくことになります。
杖2、物理職1、マーシャル壁1PT
マーシャル壁と物理職の2人で物理慣れを稼いでいきます。物理職がこのメンバーで火力を出すためには、壁が通常攻撃でMPを回復しているタイミングを見計らってコンボを入れることになると思います。
また、物理職の人はマーシャル壁の人よりヘイトが高くなりがちですので、装備やハイドアタックを用いてヘイト管理をするのが望ましいです。
杖1、サポート杖火力1、物理職1、マーシャル壁1PT
リザルト分配PTです。杖2人がアタッカーとサポーターを分け合い、物理職とマーシャル壁でディフェンダーとブレイカーを分け合います。このPTは、後者の2つのリザルトを安全に分け合うのは難しく、PTメンバーごとに慣れないと綺麗に分かれないかもしれません。
物理火力PT構成例
物理スキルで火力を出すことを主とするPT構成を考えてみます。必須メンバー
・物理火力職推奨メンバー
・タンク壁マーシャル壁ですと、物理慣れを起こしてしまい火力の足かせになってしまいます。
その上、マーシャル壁は物理職よりもヘイトが低い場合が多く、物理火力の職の人にターゲットが向いてしまう可能性が高いです。(物理火力職の人がヘイト管理をすれば、マーシャル壁でもヘイトを守ることは可能です)。
タンク壁の方は、主にプロボーグとサンクチュアリ、通常攻撃などでヘイトを守る形になります。
・ブレイカー
防御慣れ崩しを行うブレイカー役の人です。通常攻撃、あるいは魔法慣れを起こすスキルを主として戦います。
この役割の人がいるだけで、物理火力の人の火力が安定すると言えます。
・サポーター
タンク壁の被ダメージを抑える『サンクチュアリ』『グロリア』をかけて戦うと、かなりPTとして安定すると思います。ブレイカー役の人、あるいはタンク役の人自身が兼任できると思います。
物理火力2、タンク壁1、ブレイカー1PT
タンク壁がヘイトを死守し、ブレイカー役が慣れ崩しとサポートを行いながら、物理火力の攻撃を助けていきます。物理火力3、タンク壁1PT
タンク壁が自力でサポートも行いながら、被ダメの軽減をしつつヘイトを稼いでいきます。物理火力の人同士が火力の潰しあいになりかねないですが、物理火力の人も極力通常攻撃を数回挟むようにすればダメージはしっかり伸びていきます。
物理火力1、サポート火力1、タンク壁1、ブレイカー1
リザルト分配PTの1つです。上記で説明した役割通りに分けるとこのような形があり得ます。
物理火力2、サポート火力1、タンク壁1
物理火力の2人次第では、この構成でもリザルトを分け合うことができます。物理火力の片方の人が、手数の多いコンボを使うと狙ってブレイカーにできます。
サポート役の人も積極的に通常攻撃を行えば、火力も問題なく出ると思います。
おまけ
物理火力4PT
野良でPTを組むとどうしてもなりがちな構成です。基本的に全員が協力しないと、通常攻撃を行っても誰かが物理スキルを使って物理慣れの倍率が最低値になりがちです。
短期決戦では何だかんだ十分にダメージが出るので、これでも周回の早いボスは別にこれで良いと思います。
が、どうしても効率が悪いと感じるようでしたら、誰かがパラメータチェンジして杖職に切り替わった方が良いです。