一般兵士の運用
『三国天武』の戦闘では武将がメインとなりますが、攻撃時は特に同じくらい一般兵士の運用が重要となります。
ここではそれぞれの兵士について、運用を解説します。
兵営の兵士
刀盾兵
刀盾兵をメインにする場合、敵軍の周囲に大量に出現させ、敵陣を侵食する戦法となります。
ただ、基礎的な攻撃力や体力が低いため、壁で足止めを受けやすく、そのまま投石車に一掃されたり、まとまって爆弾の上を移動して爆破されてしまうケースが多々有ります。
宝物で強化しても、基礎値が低くあまり上昇しないため、ゲーム開始直後は主力とはなりますが、相手の防御が高くなってきて突破力の低下が感じられる場合は、別の兵種をメインにしましょう。
刀盾兵は必須スペースが1なので、多少の犠牲では主力の運営には影響を与えないことが大きなメリットです。
この性質から、罠をわざと発動させる「罠はずし」や、武将スキルを強制的に発動させる「空撃ち」、そして味方の主力ユニットを集団で守る「護衛」などで活用できます。
弓矢兵
弓矢兵は低コストな上に訓練速度も早く、戦闘面では射程も攻撃力もそれなりにあるので、資源略奪や軍団戦などで1ポイントでもとりあえず勝ちを得ることが重要な場面で活躍します。
刀盾兵同様低コストなので、同じようにおとり系の戦術でも利用することができます。
ユニットのルート検索設定の関係上、戦況が進むと一箇所にまとまってしまう傾向があります。
耐久力と必須スペースが低いので、「投石車」や「爆弾」による一掃や、「蠱惑壺」での一斉転向などが脅威となります。
対策としては、序盤にすべて出し切るのではなく、ある程度削るまで小出しにしたり、周囲の罠がありそうなところをおとりで外すなどの方法があります。
後述しますが、弓矢兵の攻撃力と移動速度が強化された兵種に弓騎兵がいますので、軍団戦や領土戦では相手の構成をみて使い分けることができます。
摸金校尉
農地などの生産施設や金庫などの各種倉庫といった資源施設を優先的に狙うため、略奪に便利かとおもいきや、その途中にある壁くらいしか攻撃しないため、足止めの最中にあっという間にやられてしまうケースがほとんどです。
メインでの運用はおすすめしません。
刀盾兵同様低コストなので、同じようにおとり系の戦術でも利用することができます。
また、移動速度も全ユニット中最速なので、護衛としては刀盾兵よりは優秀な面もあります。
資源施設へのダメージが高いため、数体入れておくと意外と耐久力の高い資源施設の早期撃破が可能です。結果的に戦闘スピードが早まるので、他のユニットの生存率が高まります。
重騎兵
耐久力がとても高いものの、攻撃力はそこまで高くないため、メインとして大量に投入してもあまり成果を上げることはできません。
あくまでも壁役としてサブで運用を行ったほうがいいでしょう。
得意なのは、流星弩や投石車などの攻撃のターゲットを引き受けて時間をかせぐことです。
特に投石車のターゲットを引き受けると、他の低耐久力のユニットがその間に活躍できるので、意識するといいでしょう。
また、青嚢師を後ろからついていかせると、更に時間を稼げる時間が伸びますので、おすすめの組み合わせです。
禁衛営で訓練できる戦象は、自分で体力も回復できる重騎兵の強化版ユニットです。
必須スペースはやや上がっていますが、性能や構成を考慮して切り替えてみるのもいいでしょう。
自爆木牛
『三国天武』の初期のCMでは主力ユニット級の扱いですが、実際は壁にしか効果を発揮できないユニットです。
攻撃方法も自爆を行って戦線を離脱してしまうので、多くても10体程度の編入にとどめておくといいでしょう。
壁に対しては攻撃力が40倍となるため、壁の強固な相手には特に有効です。
ランクが上がるにつれ、対戦相手の壁の強度は上がりますので、余裕が有るときは強化しておきましょう。
説明文では先陣を切るように書かれていますが、実際は爆発まで少し時間がかかり、その間に倒されるケースも有るため、重騎兵などの他のユニットで先に周辺の防衛施設のターゲットをそらしておきましょう。
遁甲兵
難易度は高いですが、潜行は武将や煉獄塔などの対象にならないため、戦略次第ではかなり強力なメインユニットとなってくれます。
防御面でかなりの性能を誇るものの、攻撃速度と移動速度が低く、加えて必須スペースも5とそれなりに高いため、敵の施設の耐久力が高い場合は2ポイント以上を取ることが難しくなります。
安定した戦績を目指す場合は、基礎をアップグレードすることはもちろん、関連した宝物の属性の選別も必要となります。
本人は潜行では無いものの、太平道人の召喚する狼魂は潜行です。
3レベルでは同時に3体も召喚するため、宝物の状況によっては切り替えてもいいかもしれません。
方士
攻撃が遠距離の上、着弾したところで範囲ダメージを発生させます。
基礎攻撃力も高く、必須スペースも4と高すぎないため、軍団戦や領土戦など、戦闘回数が限られている大事な場面では主力ユニットとして特におすすめです。
通常攻撃が範囲攻撃なので、戦術の「釣り出し」で引っ張りだした援兵を一掃する役も可能です。
優秀な攻撃性能を持つ方士ですが、体力は比較的低めです。
「蠱惑壺」で数体転向されてしまうと、他の方士がまとめてやられてしまったり、近くの武将が多大な被害を受けるケースがあり、一気に総崩れになることもあるので、特に注意が必要です。
青嚢師
他の青嚢師以外のユニットを回復できるユニットなので、数体編入しておくとかなりの戦力維持が可能です。
少し乱暴ですが、相手の陣形が弱い場合は、武将と青嚢師だけで3ポイントも可能な時もあります。
青嚢師は、体力が減ったユニットの回復が終わると、戦場の他の体力が減ったユニットへと向かいます。
そのため、状況によっては敵陣を突っ切って反対側のユニットを回復しに行く場合があるので、全方位から包囲するタイプの戦法を用いる場合は、出撃タイミングに注意しましょう。
虎豹騎
壁を無視して防衛施設を狙うため、かなり強力なユニットですが、訓練コストが極めて高いことがネックです。
最大で訓練コストが5万兵糧なので、略奪など資源が目的の戦闘では使用しないほうが無難です。
壁を超えて移動できるので、「釣り出し」戦術では特に重要なユニットです。
該当戦術にのみ使う場合は1体でも可能ですが、なれないうちは失敗する場合もあるので、保険として2、3体程度編入しておくといいでしょう。
勇士
攻撃力と体力が高く、範囲攻撃な上、蠱惑壺を無効化します。
ただ、コストが若干高く、煉獄塔に遠くから狙われると無力のため、数体編入程度にしておくといいでしょう。
先述の通り高性能なので、3体程度まとめて出しておくと、武将並みの力を発揮します。
体力の低い武将しか持っていない場合は、使用するのも有りだと思います。
禁衛営の兵士
弓騎兵
低コストユニットとしては最高の攻撃力と移動速度を誇るため、高い軍功帯では主力となります。
弓矢兵同様、包囲して勝ちだけ奪う戦略でも使えますし、足の速さを活かして集中突破を狙うこともできます。
禁衛営でのユニットでは共通の悩みとなりますが、作成には宝珠が必要なので、あまり早い段階から主力にしてしまうと、★7武将の育成や禁衛営ユニットのアップグレードが遅れてしまいます。
目的の武将と兵士のアップグレードが終わるまでは、弓矢兵で代用したほうがいいでしょう。
龍飛衛
射程範囲内のユニットを攻撃すると、一定範囲にあるその直線上の建物やユニットにそれぞれダメージを与えます。
アクション一つでかなりのダメージを与えるため、必須スペース以上の働きを見せてくれる兵士です。
「方士」同様、強力な範囲攻撃を持っているため、まとまって行動中に1体が「蠱惑壺」で転向されると、その兵士一人に他の「龍飛衛」が一掃されるケースがあります。
予め怪しいところの「罠はずし」を実施しておくか、分散して出撃させる、もしくは「蠱惑壺」が設置されていそうな場所を避けてすすめるといいでしょう。
戦象
純粋に重騎兵の上位版と見ることができるユニットです。
ただ、それでも攻撃面では性能が低いため、あまり大量に編入することは避けておきましょう。
パーセンテージで自己回復ができ、基礎体力も高いため、敵陣の防御状態によっては、青嚢師に頼ること無く戦線を維持して後ろのユニットを守ることができます。
宝物なので更に強化して戦略を練れば、青嚢師の割合を減らすことができるので、結果的に陣営の攻撃力を増強することができます。
衝車
以前は必須スペースが30もあったため、軍団戦の防衛兵くらいにしか活用方法がありませんでしたが、必須スペースが半分になり、4体程度を編入することが可能になりました。
防御施設に2倍、城壁には5倍のダメージボーナスがかかり、更には移動速度も最速となっているため、高い体力を活かして敵陣への突破口を開いてくれます。
金色宝物「遁甲天書」には、衝車を強化する属性がありますが、その中に「衝車破壊時に周囲の3名の敵軍にダメージを与える」という属性があります。
大抵のユニットは破壊時には何の攻撃も行えないのですが、この属性があると最大で1000を超えるダメージを与えることができますので、よほどユニットが離れていないかぎりは、犬死することがほぼありません。
衝車を主力として使用する場合は、可能な限りこの属性を狙っていくといいでしょう。
太平道人
戦場で潜行属性を持つユニット、狼魂を一定条件で召喚し続けます。
狼魂は移動速度も速く、攻撃力もかなりのものなので、性能は「遁甲兵」以上となっています。
太平道人がレベル3の時はその狼魂が3体同時に召喚されますので、この時点で太平道人の必須スペース分以上の働きを見込むことができます。
宝珠のコストが高いのですが、ここ一番では大量に投入してもいいユニットです。
狼魂は壁を無視して移動できますが、そのせいで最終的にまとまって移動するケースが多々有ります。
爆弾で一掃されることはもちろん、蠱惑壺で転向されると、こちらの兵種によっては倒せない敵から一方的に一定時間反撃を受ける状況となってしまうので、注意が必要です。
太平道人自身は攻撃力が中の下程度で、移動速度は遅く、これは狼魂を召喚し続けてもらうには好都合なステータスです。
ただ、それでも前に出てしまうことが多いので、青嚢師で回復する、重騎兵や武将などで前衛を食い止める、太平道人自身を小出しにして攻撃が継続するようにする、などの戦法がおすすめです。
天師
攻撃を当てている最中はそのユニットを完全無力化するという最高の補助能力ですが、その攻撃力は高くありません。
武将に破壊をお願いするにしても、天師が訓練できる頃には相手の防御施設もかなりの数になっているので、どこかで均衡が崩れるとあっという間に天師だけ全滅してしまいます。
打って変わって、サブとして使用する場合は、動きを止めている間に他のユニットに手早く対象ユニットを撃破してもらう戦法が使えるので、大活躍が見込めます。
「煉獄塔」や「投石車」、「五雷方陣」など特に厄介な建物を封じるようにお膳立てをしてやるといいでしょう。
羽林衛
必要な必須スペースが5で、盾と体力の数値の合計が約2000(最高までレベルアップした数値)となっています。
体力を必須スペース5で考えると「勇士」は1200、「衝車」は1150、「重騎兵」は1700程度となっており、耐久力の高さが際立っています。
盾が破壊されると移動速度と攻撃力が上昇し、攻撃系の兵士へと変化します。
ただ、盾自体は単なる追加体力なので、特定のダメージを減衰させる、といった効果はもっておらず、盾破壊までは単なる鈍足ユニットです。
必須スペースに対する体力のパフォーマンスは随一ですが、それを実現するための足かせ、といったところだと思います。
ジリジリ攻めて受動スキル持ちの武将をメインで使う場合は「羽林衛」ですが、アクティブスキルで速攻を仕掛けるなら「勇士」や「衝車」のほうがおすすめです。